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'''辻 征夫'''(つじ ゆきお、[[1939年]] - [[2000年]])は[[詩人]]。[[東京都]]出身。[[東京都立墨田川高等学校]]を経て[[明治大学]][[文学部]]卒業。[[俳号]]は'''貨物船'''。
 
==来歴==
[[1939年]](昭和14年)[[8月14日]]、[[浅草]]に生まれる。<br>
1954年、14歳の頃から詩を読み始め、翌年には詩作に没頭するようになる。雑誌への投稿もこの頃に始める。<br>
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2000年(平成12年)1月14日、脊髄小脳変性症闘病中、急逝。
 
==作品==
一般に彼の詩作品は、[[ライト・バース]]などと呼び慣わされていて、軽い、つまりは厚味のない作品であるかのように見なされているが、実際にその作品を注意深く読むならば、重層的時空間が混沌として現前する、特異な体験を呼び起こすものであることが多い。特に「ボートを漕ぐおばさんの肖像・河口眺望」(第四十四回[[芸術選奨]]文部大臣賞・第九回詩歌文学館賞)は重要な詩集であり、『俳諧辻詩集』(第十四回現代詩花椿賞・第四回[[萩原朔太郎賞]])と『萌えいづる若葉に対峙して』の礎は、この二詩集において明確に準備されていた。<br>
 
詩集に『かぜのひきかた』、『天使・蝶・白い雲などいくつかの瞑想』(第二十五回[[藤村記念歴程賞]])、『ヴェルレーヌの余白に』(第二十一回[[高見順賞]])など。<br>
他に評論『ロビンソン、この詩は何?』、『かんたんな混沌」、小説『絵本摩天楼物語』、『ぼくたちの(俎板のような)拳銃』『ボートを漕ぐもう一人の婦人の肖像』 がある。<br>
 
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*『みずはつめたい―辻征夫詩集 詩と歩こう』 (2004/07) 理論社
 
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[[Category:日本の詩人|つし ゆきお]]
[[Category:俳人]]
[[Category:1939年生]]
[[Category:2000年没]]