「ベルンの奇蹟」の版間の差分

1954年7月4日、[[1954 FIFAワールドカップ|ワールドカップ・スイス大会]]決勝戦に於ける[[サッカードイツ代表|西ドイツ代表チーム]]の歴史的勝利を基軸に、戦争により引き裂かれた家族の再生をテーマとした作品である。

[[第2次世界大戦]]終結後の[[西ドイツ]]の工業都市[[エッセン]]。11歳の少年マティアスは地元のスター選手[[ヘルムート・ラーン]]の荷物持ちをするサッカー少年である。幸運をもたらす少年をラーンは息子の様に可愛がり、マティアスはそこに父親の面影を見出す。そんなある日[[ソビエト連邦|ソ連]]の捕虜となり死んだ筈の父親が十年ぶりに帰郷する。サッカーを禁ずる厳格な父に息子は戸惑い、父親もまた長い抑留生活で自信を失い疲れきっていた。そして[[1954 FIFAワールドカップ|ワールドカップ]]が始まると[[サッカー西ドイツ代表|ドイツ代表]]の一員に選ばれたラーンの応援に駆けつけたいマティアスはある行動に出る。