「花咲徳栄対東洋大姫路延長15回引き分け再試合」の版間の差分

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== 再試合 ==
両チームの再試合は、前日とは打って変わって序盤から終盤まで点を取り合うシーソーゲームとなった。5-4と東洋大姫路が1点リードして迎えた9回表、花咲徳栄が2死2塁からタイムリーツーベースで土壇場で追いつき5-5の同点に。9回裏の東洋大姫路は無得点、高校野球甲子園大会では春夏通じて、引き分け再試合での初の延長戦へもつれ込んだ。延長10回表の花咲徳栄は無得点。その後の延長10回裏、東洋大姫路は無死から3塁打を放ち絶好のチャンス。絶体絶命となった花咲徳栄は満塁策を取ったが、9回からマウンドに上がった花咲徳栄のエース・福本投手は、捕手のミットから大きく外れたボールを投げてワイルドピッチ、ボールがネット裏へ転々とする間に、東洋大姫路の3塁走者が生還してサヨナラ勝ち。余りにあっけない幕切れであったが、2日間にわたる熱戦は合計25イニング目で決着、試合時間は合計5時間24分だった。
 
花咲徳栄・福本投手が自らの暴投で敗戦が決まった瞬間、マウンドにへたり込んで泣き崩れたシーンは現在でも印象深い。東洋大姫路のエース・アン投手も、試合終了後の挨拶では勝利の笑顔から花咲徳栄の福本を気遣う表情へと変わり、両エースはお互い握手を交わし健闘を称えていた。