「ペルガモン」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
7行目:
ペルガモンは、[[紀元前3世紀]]半ばから[[紀元前2世紀|2世紀]]に[[アッタロス朝ペルガモン王国]]の都として繁栄した[[ヘレニズム]]時代の都市である。その外港はエライアとエフェソスであった。ローマが紀元前129年に小アジアの西南部に属州アシアを設けたあと、ペルガモンは、エフェソスとともに、この属州の中心都市となり、繁栄を続けた。
 
ペルガモンのアクロポリス遺跡は標高335メートルの丘の上にあり、上市と呼ばれる一群の建造物で構成されている。その下方には、中市と下市が広がっている。上市には、宮殿、トラヤヌス神殿(ローマ時代のもの)、アテネ神殿、劇場、ゼウスの大祭壇、アゴラ、図書館、武器庫の遺跡があり、[[ヘレニズム文化]]が栄える往時のペルガモンをしのばせるものがある。上記の遺跡の一つ、ゼウスの大祭壇は、遺されていた壁面彫刻などを使って、[[ドイツ]]の[[ベルリン]]にある[[ペルガモン博物館]]の内部に復原・展示されており、往時の雄姿をしのばせている。
 
==アッタロス朝ペルガモン王国==