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'''カルモジュリン(CaM)'''(Calmodulin、CaM)は、至る所にある[[カルシウム]]結合[[タンパク質]]で、多くの種類のタンパク質を対象として制御を行うため、様々な[[細胞]]機能に影響を与え、炎症、代謝、[[アポトーシス]]、[[筋肉]]収縮、細胞内移動、短期[[記憶]]、長期記憶、神経成長、免疫反応などさまざまな過程かかわっている。
 
カルモジュリンは様々な型の細胞で発現しており、細胞内の存在箇所も、細胞内小器官内、膜の上なども含め様々である。
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結合できるカルシウムは1分子当たり4つで、リン酸化、アセチル化、メチル化、タンパク質切断などの[[翻訳後修飾]]を受けることがある。
 
カルモジュリンは小さい酸性のタンパク質で、約148残基の[[アミノ酸]]から構成されている。分子量は16706[[ドルトン (単位)|ダルトン]]で、よくタンパク質シミュレーションソフトで利用される。4つの[[EFハンド|EFハンドモチーフ]](ドメイン)を持っており、それぞれにCa<sup>2+</sup>イオンが結合する。
 
カルモジュリンは[[炭疽菌]]が分泌する炭疽毒にも結合することで知られる。