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歌舞伎の演目の正式な題名を、はじめ[[江戸]]では'''名題'''といい、[[関西|上方]]では'''外題'''といった。しかし後代になると江戸でも「外題」が使われるようになり、「名題」は次第に駆逐されていった。→ 詳細は「[[歌舞伎]]」の「[[歌舞伎#外題|外題]]」の節を参照。
 
==役者の称号格付==
[[ファイル:Saruwaka-chō San-shibai no Zu from Tōto Hanei no Zu by Hiroshige cropped.jpg|thumb|325px|江戸[[市村座]]の正面に掲げられた名題看板<br />嘉永7年 (1854) 3月]]
かつて[[劇場|芝居小屋]]入口の上方には、その日の演目を紹介した'''名題看板'''<span style="font-size:9080%;">(なだい かんばん)</span>が掲げられていた。今でいう公演予告の[[ポスター]]で、各演目の代表的な場面を描いた眼目<span style="font-size:9080%;">(がんもく)</span>の脇には、演目の外題が太々く墨書きされており、そこにはその日出演する主な役者の[[名跡]]と[[定紋]]も列挙されていた。ここから、名題看板に載るような役者のことを'''名題役者'''<span style="font-size:9080%;">(なだい やくしゃ)</span>・'''看板役者'''<span style="font-size:9080%;">(かんばん やくしゃ)</span>などと呼ぶようになり、これが名のある歌舞伎役者として認められたことを示すひとつの目安となった。
 
江戸後期に書かれた百科事典の『[[守貞謾稿]]』の後集・卷之二には:<br />
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とある。
 
現在でも歌舞伎役者は'''名題'''と'''名題下'''<span style="font-size:9080%;">(なだいした)</span>の二種に大別されている。しかしその基準や昇進手続きは、看板に名が載れば良かったかつてとは比較にならないほど複雑で迂遠な手続きを必要とするものになっている。その概略は次の通り:
#[[日本俳優協会]]が行なう「名題資格審査」の試験に合格する
#「名題適任証」を取得する
#先輩・[[ファン|贔屓]]筋・興行主など関係各方面の賛同を得る
#名題昇進披露を行なう。
<br clear=all>
{{aimai}}
 
==関連項目==
{{DEFAULTSORT:なたい}}
*[[ 襲名]]
[[Category:歌舞伎]]
<br clear="all">
[[Category:称号]]
{{aimai}}
[[Category:歌舞伎|なたい]]
[[Category:歌舞伎役者|* なたい]]