「バリオン」の版間の差分

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「バリオン」とは[[ギリシャ語]]の barys(「重い」の意)に由来する。この名はバリオンが、かつて[[素粒子]]と考えられていたバリオン、メソン、[[レプトン]]の中で最も大きな質量を持つことからついた。
 
バリオンは[[強い相互作用|強く相互作用]]する[[フェルミ粒子]]である。言い換えると、強い[[核力]]を受けていて、[[パウリの排他原理]]に従うすべての粒子に適される[[フェルミ・ディラック統計]]によって記述される。これは、パウリの排他原理に従わない[[ボース粒子]]とは大きく異なる。
 
なお医療分野においては、(相対的な表現ではあるが)陽子より大きな質量を持った原子核からなるイオン線を重粒子線と呼んでいる。その重粒子と、この項で述べられているバリオンは違うので注意が必要である。粒子物理学者がバリオンのことを重粒子と和訳で呼ぶことは現在ではほとんどなく、英語名のままバリオンと呼んでいる。