「ティベリウス・グラックス」の版間の差分

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[[133年]]、ティベリウスは[[護民官]]に当選、この無産市民の救済に着手する。ティベリウスは土地の所有が中小の自営農民ではなく、大土地所有者のもとに集まっており、彼等のもとで奴隷を使った農地経営を行なわれていることに気付き、「センプロニウス農地法」の提案を提出する。
 
この法案は「戦争初期に徴集された公用地で500ユゲラ(およそ310エーカー)以上のものを没収する」という法案で、法案で適されうる大規模な公用地は大土地所有者が、場合によっては数世代にわたって、国から購入・移住、または借用するなど事実上私有地としている場合が多かった。また、ある意味では[[紀元前367年]]に公布されながらも一度として施行されてはいなかった[[リキニウス法]]を本格的に実行するものであり、土地を失った退役兵を救済するものであった。
 
===元老院の反発===