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新京升による1升は縦横49分、深さ27分であるので、49分×49分×27分 = 64,827立方分となる。この数字は「武者鮒」「虫や鮒」と[[語呂合わせ]]で覚えられていた。
 
[[File:Masu,One-sho measure,katori-city,Japan.JPG|thumb|right|200px|一升枡]]
[[1875年]](明治8年)、明治政府は新京升を公定の升に定めた。[[メートル条約]]批准後に制定された[[度量衡法]]で、[[メートル法]]に基づいて1尺が(10/33)メートルと定められた。分は尺の100分の1であるので、1升 = 64,827立方分×((10/33)(メートル/尺)×(1/100)(尺/分))<sup>3</sup> = 約0.0018039[[立方メートル]](m<sup>3</sup>) = 約1.8039リットルとなった。[[1959年]]、[[計量法]]の施行によりメートル法以外の単位の使用は規制され、升は公式には使用されなくなった。ただし、今日でも[[日本酒]]などの一部の酒類は1.8リットル単位で取引されている。約1.8リットルの液体が入る[[瓶]]は「[[一升瓶]]」と呼ばれており、酒類の他、[[油脂#食用油脂|食用油]]や[[醤油]]などにも用いられてきたが、近年は[[ペットボトル]]に移行する傾向にあり、業務用のものを除き次第に廃れてきている。
 
== 升と文化 ==
上記のとおり、「升」は「ます」と訓ずる。また、5合は2分の1升にあたるため、「二升五合」を「ますますはんじょう(益々繁盛)」と[[判じ読み]]を行う。しばしば、湯飲みなどに「春夏 二升五合 冬」と書いて、「商い(秋無い)益々繁盛」の縁起物とされる。また、1斗が5升の倍にあたることから、「一斗二升五合」と書き「五升倍 升升 半升」と解して「御商売 益々 繁盛」と[[洒落]]として読むこともある。
 
1gが何升ですか
 
==関連項目==