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しかし、一番有名なのはなんといっても惑星[[サンサ星|サンサ]]でのレッドショルダーの大量虐殺であり、サンサは草木一本生えない死の星と化し、後に「不可侵宙域」に定められた宙域やその付近には、こうした百年戦争末期でのレッドショルダーによる破壊と殺戮の後が残っている。
 
== 『青の騎士ベルゼルガ物語』のバララント関連描写 ==
外伝小説『[[青の騎士ベルゼルガ物語]]』でも基本的な設定は『装甲騎兵ボトムズ』と共通する。
 
物語序盤に登場するバララント星域の[[惑星]]スイールは、百年戦争最末期に第36メルキア方面軍機甲兵団に一旦制圧されるものの、[[停戦]]取引材料の一つとしてバララント領に差し戻される。その[[首都]]「ラ」近郊には酷寒にさらされる[[強制収容所]]があり、メルキア軍上層部に置き去りにされた[[主人公]]ケイン・マクドガルはそこから命からがら逃げ出す。
 
また、1、2巻の物語全編にわたってバララントは、ケインが亡き友の仇敵として追う人物クリス・カーツが率いる[[秘密結社]]「異能結社」の後ろ盾となっている。クリスは元々ギルガメス陣営の[[軍人]]であるが、組織の開発したAT「黒き炎(シャドウフレア)」のノウハウを次世代AT開発のために提供する見返りに、バララントは彼らと結んだのであった。2巻後半に入ると、バララントは異能結社の戦闘部隊「ラストバタリオン」の戦力として、シャドウフレアを試作機としそのノウハウを導入した次世代型量産AT「ポッド・ベリー」を提供している<ref>厳密には、ポッド・ベリーを「量産」しているのはラストバタリオンで、バララントは物資や施設の支援をする立場であった。劇中、ケインは「これほどのATを量産するラストバタリオンの能力に驚愕」している。</ref>。これらの機体は当時のギルガメス軍制式ATでは全く太刀打ちできない性能であった。
 
また、ヒロインのロニー・シャトレはバララント領・惑星スイールの少女である。彼女はAT操縦の訓練を受けていたが、人買いにさらわれたところを偶然ケインと共にスイールを脱出することになる。脱出劇の最中たまたま[[宇宙船]]の格納庫に倒れ込んだファッティーをそのままメルキアに持ち込んで改造、「ファニーデビル」というリングネームを名乗って[[バトリング]]を行うが、シリーズ第3巻『K’』でギルガメス人とバララント人の混血であり、ケインと同じく「旧劣等種」([[アーマードトルーパー#主な機体|ベルゼルガ]]と呼ばれる)であることが明かされる<ref>ケインが混血児かどうかは記されていない。また旧劣等種(ベルゼルガ)はその多くがギルガメス×バララントの混血児である場合が多いが、全てがそうであるわけではない。</ref>。
 
[[プレイステーション]]ゲーム版では、カーツ配下のバララント女性兵士のエリーナ・ラハウェが登場し、主人公のストーリーに絡んでくる場合がある。また、バララントに過剰な憎しみを持つギルガメス兵のシーラー・ラトリェと、バララントの攻撃に夫を殺された[[バトリング#マッチメーカー|マッチメーカー]]のツイード・コキーユといった面々がいる。
 
『絶叫の騎士』では、メルキア騎士団計画の一環としてアストラギウス銀河全域にバラまかれた生物兵器により、バララント、ギルガメスを問わず、「旧劣等種(ベルゼルガ)」を除いた大半の人類が[[血友病]]に罹って死滅してしまう。これは『青の騎士ベルゼルガ物語』シリーズ独自のストーリー展開であり、TVアニメ及びOVA『装甲騎兵ボトムズ』本編では戦乱の世ながらバララント、ギルガメス両陣営は健在であり続けている。
『絶叫の騎士』では、バララント側の数少ない生き残り兵士で、同じ旧姓劣等人種であるファビ・ミナルディがバララント軍最終最新型ATであるグラバールを携えて登場。ケインと共にレグジオネータに立ち向かう。
 
また同じく『絶叫の騎士』では、バララント側の数少ない生きで、同じやはり劣等種であるファビ・ミナルディがバララント軍最終最新型ATであるグラバールを携えて登場。ケインと共にレグジオネータに立ち向かう。
尚、最強ベルゼルガであるATM-FX-∞-SSSXテスタロッサにも、レグジオネータと戦うためにバララント技術が導入{{要出典}}されている。
 
尚、最強ベルゼルガのATであるATM-FX-∞-SSSXベルゼルガテスタロッサにも、レグジオネータと戦うためにバララント技術が導入{{要出典}}されている。
 
== その他のバララント関連 ==