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'''三・一五事件'''(さん・いちごじけん)は[[昭和]]初期における社会主義者、共産主義者への弾圧事件。
 
[[1928年]](昭和3年)2月、第1回の[[普通選挙]]が実施されたが、社会主義的な政党の活動に危機感を抱いた政府([[田中義一内閣]])は、[[3月15日]]、[[治安維持法]]違反容疑により全国で一斉検挙を行った。[[日本共産党]](非合法政党の[[第二次共産党 (日本)|第二次共産党]])、[[労働農民党]]などの関係者約1600人が検挙された。
 
作家、[[小林多喜二]]は三・一五事件を題材に『一九二八年三月十五日』を発表する(『戦旗』1928年11・12月号、発売禁止)。[[特別高等警察]]による拷問の描写が特高の憤激を買った。(後年の虐殺事件へとつながる)