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'''建築設備士'''(けんちくせつびし)とは、[[建築士]]に対し建築設備の設計、工事監理に関するアドバイスを行える資格である。
 
建築設備士の取得者は4年の実務経験で一級[[建築士]]試験の受験資格が、また、実務経験不要で二級建築士、木造建築士試験の受験資格が与えられる。
 
== 概要 ==
建築設備([[空調]]・[[換気]]、給排水[[衛生]]、[[電気]]等)の高度化・複雑化などにより、建築設備に係る設計・工事監理を建築士が行うにあたり、的確に対応し、建築士から意見を求められた場合にアドバイスをすが出来ために作られた[[資格]]である。なお、建築設備設計に関する唯一、独占的な資格という位置づけではないことに留意する必要がある(建築設備設計・監理業務は建築士の独占業務)。
 
本資格による一級建築士への受験資格については、国交省 建築士制度小委員会にて検討され、4年の実務経験により受験資格が与えられることになった。また、建築設備士として45以上の実務経験により平成20年度からの加えて一級建築士を取得した者は、「設備設計一級建築士講習・考査をける事が可能となった
業務としては建築士が設備設計を行う際に意見を求めた場合、建築士に対し設備について意見を言う事が認められており、建築士がその意見を認めた場合、建築確認申請書に名前が記載される。
 
このことから、主に設備関連業務に携わる者が、建築士や設備設計一級建築士へのステップアップの手段として活用出来る道が開けた(通過点として)。
一級建築士への受験資格については、国交省 建築士制度小委員会にて検討され、建築設備士として4年間の実務経験により平成20年度からの一級建築士の受験が可能となった。
また、建築設備士として5年以上の実務経験に加え一級建築士を取得した者は、「設備設計一級建築士」の講習・考査を受ける事が可能である。
 
本資格は、設備畑の設計、監理者が建築士や設備設計一級建築士を目指す(受験資格・受講資格を得る)ための、事実上の通過点の資格となっている。
 
== 業務 ==
建築設備全般に関する知識及び技能を有し、[[建築士]]に対し、高度化・複雑化した建築設備の設計・工事監理に関する適切なアドバイスを行う。その場合、建築確認申請書に建築設備士の名前が記載される
 
業務が円滑に遂行できるよう、登録機関の登録者名簿に氏名等の登録を行うことも出来る(登録は任意)。
 
== 受験資格 ==
* [[学歴]]を有する者([[大学]]、[[高等学校]]、[[専修学校]]等の正規の建築、[[機械]]又は電気に関する課程を修めて卒業)
* 資格取得者(一級建築士、一級[[電気工事施工管理技士]]、[[空気調和・衛生工学会設備士]]等)
: などで、建築設備に関する実務の経験がある者
 
== 試験 ==
一次試験が[[6月]]頃、二次試験が[[8月]]頃となっていて、[[札幌市]]、[[仙台市]]、[[東京都]]、[[名古屋市]]、[[大阪市]]、[[広島市]]、[[福岡市]]で試験が行われる。また、円滑に業務が遂行できるように登録制になっている。
 
=== 試験科目 ===
; 一次試験(学科)
# 建築一般知識
# 建築設備
# 法規
; 二次試験(設計製図・記述)
# 建築設備基本計画
# 建築設備基本設計(空調・換気設備、給排水衛生設備、電気設備より1部門選択)
 
第一次試験(学科)の合格者は翌年に限り第一次試験の受験が免除される。
 
== 関連項目 ==
* [[建築士]]
* [[設備]]
 
== 外部リンク ==
* [http://www.jaeic.or.jp/ 財団法人建築技術教育普及センター]
* [http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/07/070207_.html 建築設備士に一級建築士受験資格を付与することについて](国土交通省住宅局建築指導課)
 
 
 
 
[[Category:国家資格|けんちくせつびし]]