「齢構成」の版間の差分

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m →‎年齢の推定: 「戸籍制度=国民登録制度」ではないから
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== 年齢の推定 ==
ただし多くの生物では年齢を知ることは簡単ではない。聞いても答えてくれないからである。対象がヒトの場合でも、聞き取りでは信頼がおけないから、実際には[[戸籍制度]]に代表されるような国民登録制度の充実した国でなければ正確な情報は得難い場合もある。したがって一般的にはその生物のどこかを調べて年齢を判断しなければならない。普通は毎年次第に蓄積する部分があれば、その部分で判断できる。例えば樹木の[[年輪]]がそれであり、同様の構造は[[骨]]などに現れる例もある。また、[[シカ]]では年齢によって角の枝分かれが変わる例もある。逆に歯などのように擦り減り方で判断されるの歯などの場合ある。このように年齢が判別する部分を探してこれを知ることを[[年齢推定]]と言う。
 
この他に、たとえば[[昆虫類]]は脱皮のたびに一回り大きくなる。このように成長に段階の差がある場合、その段階ごとに区切ることで年齢のような[[生活史 (生物)|生活史]]の段階的な区分が作れる。昆虫の場合、これを齢と呼んでいる。このような齢を使い、ある時点での個体群の'''齢構成'''を調べることができる。