「フィルタリング (有害サイトアクセス制限)」の版間の差分

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Fujiokam (会話 | 投稿記録)
コンテンツフィルタリング 2009年5月20日 (水) 03:25 UTC から一部転記
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現在、新規・既存を問わず青少年契約者へのフィルタリング使用の原則化が完了し、更なる携帯電話フィルタリングの普及促進がなされると同時に、フィルタリング機能のカスタマイズ化などの現行モデルの改善策が引き続き進められている。
 
== 排除方式 ==
{{main|フィルタリングソフト}}
有害サイトへのアクセス制限は、主に未成年者の[[親権者]]が、未成年者のアクセスできるインターネット機器([[パーソナルコンピュータ]]や携帯電話)に対して行う。親権者はサイトのいくつかの情報を基準にアクセス制限を設けるが、全てのサイトを確認し、それぞれにアクセス制限を設けることは困難であるため、より簡便な方法として市販の[[フィルタリングソフト]]が利用される。また、一部検索エンジン(「キッズgoo」など)においてもフィルタリングサービスを実装している。フィルタリングソフト・フィルタリングサービスには以下のような方式でアクセス制限を設ける。<ref>[http://www.iajapan.org/rating/ohanashi6.html 6.フィルタリングソフトのしくみ](財団法人インターネット協会)</ref>実際には、ホワイトリスト方式以外の方式を組み合わせて利用されることが多い。
 
=== レイティング方式 ===
サイトに対して一定基準で格付け([[レイティング]])しておくことにで、情報受信者がそのレイティング結果を利用して、受信者の価値判断でフィルタリングを行う方式。情報発信者が自ら格付けするセルフレイティングと、第三者が格付けする第三者レイティングがある。
 
=== ブラックリスト方式 ===
有害なホームページのリスト([[ブラックリスト]])を作り、これらの情報を見せないようにする方式。ただし、別のアドレスに移転したり、海外サーバーを利用したりすることで、アクセス遮断を免れる可能性がある。
 
携帯電話フィルタリングにおいては、フィルタリングリスト提供会社が分類したカテゴリーに対して、携帯電話事業者がアクセス制限カテゴリーを指定し、当該カテゴリーに当てはまるサイトが自動的にアクセス遮断される仕組みとなっている。ただし、例外として第三者機関が認定したサイトはアクセスを許可することとしている。
 
なお、2009年4月25日に発表された総務省から携帯電話事業者への要請では、親権者から申告又は記載がない場合に設定される原則ルールとして、ブラックリスト方式(特定分類アクセス制限方式)とすべきであるとしており<ref name="soumu_080425">[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2008/080425_7.html 携帯電話・PHSのフィルタリングサービスの改善等に関する携帯電話事業者等への要請](総務省)</ref>、携帯電話事業者も対応する措置を実施済である。
 
=== ホワイトリスト方式 ===
未成年者にとって安全で有益と思われるサイトのリスト([[ホワイトリスト]])を作り、これに該当しないサイトを見せないようにする方式。携帯電話においては、携帯電話事業者各社が認めた公式サイトであり、かつ限定したカテゴリーに属するサイトのみアクセスできる方式をホワイトリスト方式としている。したがって、非公式サイトはホワイトリストからは排除されている。
 
なお、総務省の「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会」中間とりまとめでは「13 歳未満の小学生が利用する携帯電話のフィルタリングサービスとして推奨することは可能だが、18歳未満の青少年一般に推奨するには不適当であろう。」と結論付けており、その性格を明らかにするため「携帯事業者提供リスト方式」と呼ぶことがふさわしいとしている。<ref name="iho_kento"/>
 
=== キーワード/フレーズ方式/全文検索方式 ===
未成年者にとって、有害と思われる[[キーワード]]や[[フレーズ]]を指定し、これらのキーワードやフレーズを含むサイトを見せないようにする方式。
 
アクセス阻害の対象となる用語を含む書き込みを同音異字に置き換えたりローマ字や記号などで暗号形式で書き込むことで、アクセス制限を免れる可能性があり、逆にドラマや小説等のあらすじ、感想や創作小説など有害性がないにも関わらず記述内のフレーズで弾かれる可能性もある。
 
==アクセス制限対象==