「ビブリオ・バルニフィカス」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m リンク切れを修正。
937 (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
17行目:
[[ヒト]]に経口または創傷感染して感染性[[胃腸炎]]や重篤な[[敗血症]]や[[中耳炎]]の原因になる。[[肝疾患]]や[[糖尿病]]などの基礎疾患がある場合や[[免疫低下]]状態にある者が、夏期に海産物を生食することにより発症すると考えられている。症状は敗血症や[[壊死性筋膜炎]]など、全身性の劇症型の致死性疾患の原因になる事がある。一般に「人食いバクテリア」と呼ばれる細菌の一つ。腸炎ビブリオ菌と同じように淡水中では増殖しない。
 
宮城県保健環境センターの調査によれば<ref>[http://www.pref.miyagi.jp/hokans/index.html 宮城県保健環境センター]</ref>、'' V.v ''は普通に吃水域の海水中に生息している。海水温が20℃を超える時期には生鮮貝類、特に[[アサリ]]は50%程度が汚染されているが、低温で保存すると1日で菌数は急激に減少する。通常アサリは加熱して食用とするため問題はない。また、低温(15℃以下)での流通がされていれば汚染は問題ならないとしている。
 
{{Medical}}
== 感染症 ==
肝臓疾患患者や喘息などの治療で使うステロイド薬剤を使用している人、鉄欠乏性貧血などで鉄剤を内服している人、アルコールを大量に飲む人も重症化の危険度が高い。恐ろしい病気であるが、汚染食品を食べても健康な人は大きな問題はない場合もある。但し、軽い下痢や腹痛の場合はある。重症化すると、全身に急激に進行する壊死性筋膜炎などを生じ、壊死組織の除去([[デブリードマン]])や患肢切断術を行わないと数時間から48時間で死に至ることもある。しかしながら病状の進行が急速で重篤な状態に陥ることもあり、診断治療に難渋することもある。
 
=== 感染形態 ===
32行目:
 
=== 症状 ===
*潜伏期間、数時間から2日間(多くは24時間以内)。発熱、悪寒と皮膚(主に下肢)に激しい痛み。皮疹、腫れ、発赤、血圧の低下などの症状を発症。症状の変化は急速に進行する
 
== 脚注 ==
48行目:
{{DEFAULTSORT:ひふりお はるにふいかす}}
[[Category:真正細菌]]
[[categoryCategory:感染症]]
{{Medical-stub}}
{{Bacteria-stub}}