「生物化学的酸素要求量」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
SieBot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: pt:Demanda biológica de oxigênio
HqB774PW0 (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
7行目:
水中の酸素([[溶存酸素]])が減少すれば、魚類等の好気性生物が生存出来なくなり、更に無くなった場合には、いわゆる「水が腐る」状況となり[[悪臭]]等の発生に至る(魚類が生存可能な溶存酸素濃度の下限が3~5mg/lと言われ、[[環境基準]]のC類型の基準値として採用されている)
 
歴史上、[[産業革命]]とともに水質汚濁に直面した[[イギリス]]において発案されたと言われている{{誰}}。現在の試験方法は1908年[[王立委員会]](河川汚染と下水処理)により、河川を汚染する有機物に対する最適な試験方法として5日間法が選定され、その後下水処理場の河川放流基準として20mg/Lが採用された規定を引き継いでいる。(この5日間の根拠は、当時イギリス本土の河川は流達時間が最長で5日とされていたためで、それは[[テムズ川]]のことと見られる)
 
日本には第二次大戦後[[アメリカ合衆国|アメリカ]]から導入され、法令や基準に取り入れられた。現在では、水質環境レベルの指標として[[環境基準]]に用いられているのをはじめとして、排水の性状や水処理装置の性能を表すため、[[JIS規格]]、[[水質汚濁防止法]]や[[下水道法]]、[[建築基準法]]などに登場している。