「戦闘空中哨戒」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
en:Combat air patrol21 February 2009, at 23:55 (UTC) 参考 航空作戦
 
Hatabon (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
4行目:
戦闘機を用いた効果的な防空行動である。戦闘機をあらかじめ、必要地域で空中待機させることにより、接近する敵航空機を早期に排除することができるようになる。現代的なCAPには、早期警戒網や地上要撃管制システムと組み合わされている。空中にある戦闘機は周回しつつ待機し、自編隊の[[レーダー]]のほか、早期警戒レーダー・[[早期警戒機]]などの情報を受け、敵機を要撃することとなる。基地より離陸する場合と比較し、敵機への対応時間は短くなるが、燃料消費問題がある。そのため、[[空中給油機]]による[[空中給油]]は、滞空時間を延長しローテーション間隔を長くできるなど、CAPをより効率的に運用させられるようになる。
 
CAPは[[機動部隊|空母機動部隊]]の戦闘により発生してきたものである。[[航空母艦]]は航空基地であると同時に航空攻撃に対し脆弱であるため、早期に敵機を撃破し空母を防衛することが求められていた。当初は、空母の直上でのCAPにあたったが、レーダーや無線航空管制の発達により、より敵方向へ前方待機してのCAPも行なわれるようになった。
 
== 主なCAP ==
10行目:
* CAP/Strike:キャップ/ストライク。CAPと航空攻撃とを組み合わせたもの。爆弾などの兵装を搭載し爆撃行動を行なうが、敵機に遭遇した場合はCAP任務を優先し、敵機の撃破を行なうこと。
* FORCAP(Force Combat Air Patrol):友軍部隊上空で行なわれるCAP行動。
* HAVCAP(High Asset Value Combat Air Patrol):高価値資産戦闘空中哨戒。 [[早期警戒管制機]]などの高価値資産を防御するためのCAP。
* MiGCAP:[[ベトナム戦争]]時に[[アメリカ軍]]で用いられた語。[[MiG]]戦闘機に対するCAP行動を指して用いられた。
* RESCAP(Rescue Combat Air Patrol):戦闘救難活動を行う友軍部隊を支援するCAP。
* SARCAP(Search and Rescue Combat Air Patrol):RESCAPに同じ。
* Slow CAP:大型低速機に対するCAP。ベトナム戦争時には[[B-66 (航空機)|EB-66]][[ロッキード・コンステレーション|EC-121]]に対して用いられた。後にHAVCAPと同等のものとして、この名称は用いられなくなった。
* Strike/CAP:ストライク/キャップ。CAPと航空攻撃とを組み合わせたもの。爆弾などの兵装を搭載し[[空襲|爆撃]]行動を行なうが、敵機に遭遇した場合はCAP任務を優先し、敵機の撃破を行なうこと。爆撃行動などが優先であり、敵機から直接攻撃を受けるか、爆撃行動終了後にCAP任務を行なう。
* TARCAP(Target Combat Air Patrol):目標戦闘空中哨戒。攻撃目標近辺でCAP行動を行い、自軍航空攻撃部隊の行動の安全を図るCAP。
 
{{DEFAULTSORT:せんとうくうちゆうしようかい}}
 
[[Category:戦術]]
 
[[de:Luftüberwachungseinsatz]]
[[en:Combat_air_patrol]]