「ディレイ (音響機器)」の版間の差分

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'''ディレイ''' ('''Delay''')とは、反響音をシミュレートする空間系エフェクターの一種。
 
初期はアナログ式はテープなどを使用したものからはじまり、遅延素子を利用したものが主流となっていった。その後はデジタル回路などをつかい、短時間ながらも原理的には実際の音声を[[サンプリング]]した音をセッティングされた時間や回数で取り出す方式がとられていた。また[[周波数]]や再生速度を変えるなどの、様々なシミュレーション機能を備えた機種も数多く存在する。
 
実音を数秒以上リピートできるようになると、かつて[[リッチー・ブラックモア]]や[[ブライアン・メイ]]が[[1970年代]]に[[テープエコー]](または、実際の音響機器である[[テープレコーダー]])を改造して使用していたと言われている。
 
デジタルディレイの機種によっては初期反響音や残響音のシミュレートなどより細かな設定による残響シミュレートが可能である。ギターにばかりではなく、あらゆる楽器や音声に利用されている。「エコー」や「リバーブ」をシミュレートしてそれらの代用として使う場合も、反響音(エコー)、残響音(リバーブ)共に比較的実際の(元々の)音像の明確な音とはなるが、人工的な音質は否めない。
「一人二重奏(時には三重奏)」と呼ばれる、ハーモナイズを意識した演奏方が一時期持てはやされた。高価なデジタル機種はあらゆる初期反響音や残響音のシミュレートも可能で、「エコー」や「リバーブ」にとって変わられた時代もあった(廊下からスタジアムなど、また、逆に反響時間の極端に短い架空のスペースなど)。
ギターにばかりではなく、あらゆる楽器や音声に利用されている。が、「エコー」や「リバーブ」をシミュレートしてそれらの代用として使う場合も、反響音(エコー)、残響音(リバーブ)共に比較的実際の(元々の)音像の明確な音とはなるが、テープエコーに比べ人工的な音質は否めない。これも、操作次第では、ステレオ効果や、一度の演奏で同じ楽器を二台以上で演奏したユニゾンのように聞かせる効果も期待できる。また 一人二重奏(時には三重奏)と呼ばれる、ハーモナイズを意識した演奏方による、特殊な使用方法が持てはやされた事もあった
 
==ディレイによる効果のバリエーション==