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[[Image:Nishiki Ichiba by matsuyuki.jpg|right|210px|錦市場]]
'''錦市場'''(にしき いちば)は、[[京都市]][[中京区]]のほぼ中央に位置する[[錦小路通]]のうち内、「[[寺町通]] - [[高倉通]]」間の[[商店街]]で、[[魚]]・[[京野菜]]などの[[生鮮食品|生鮮]][[食材]]や、[[乾物]]・[[漬物]]・おばんざい(京都言葉で日常の[[惣菜]])などの[[加工食品]]を商う[[老舗]]・[[専門店]]が集まる[[市場]]。京都独特の食材は、ほぼここで揃う。
 
== 概要 ==
[[Image:Fish shop by ellievanhoutte in Nishiki-ichiba, Kyoto.jpg|right|217px|thumb|鮮魚店]]
400年の歴史を持ち、京都市民からは「'''にしき'''<!--(に'''し'''き「し」にアクセント):このアクセントではない京都市内の地区もあるらしいのでコメントアウト--->」という愛称で呼び親しまれ、「京の[[台所]]」として地元の市民はもとより、[[新京極通|新京極]]商店街や寺町京極商店街とともに、[[観光]]客や[[修学旅行]]生も訪れる観光名所として活気のある市場として賑わっている
 
[[スーパーマーケット]]や[[百貨店]]と違い、ここでは新鮮な[[旬]]の食材の品質のさや豊富な品揃えが支持され市民生活と密着しているところが最大の特徴となっている。そのため価格を高めに設定する店もあるが、高品質や豊富さから「ほんまもん」(本物)を扱っていると信頼し、納得する市民は少なくない。他地域で「錦市場」を銘打つ店が増え、品質を維持するためにも京都府内の商店街で初めて「錦市場」の[[商標]]登録を取得している<ref>中小企業庁、がんばる商店街: 「京都府京都市 京都錦市場商店街」[http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/shogyo/shoutengai77sen/nigiwai/5kinki/1_kinki_20.html]</ref>。一方、臨時に「にしき」と銘打った食品コーナーを設ける百貨店も登場している。
[[Image:Tsukemono shop by ellievanhoutte in Nishiki-ichiba, Kyoto.jpg|left|150px|thumb|漬物店]]
京都の目抜き通り[[四条通]]の一本北の[[錦小路通]]に位置し、赤緑黄の色鮮やかな[[アーケード]]におおわれた石畳の道の距離は、東西390メートル。商店街振興組合に所属する店は約130店舗、道幅は3.2 - 5メートル、道に迫り出して商品や商品棚を並べる店舗が少なくなく実際はもっと狭い。東の端は、新京極と交差し、その先に[[錦天満宮]]がある。
 
ここで業務用の食材を仕入れる割烹、[[料亭]]、[[旅館]]なども多く<ref>京都市観光文化情報システム: 「京都錦市場商店街振興組合 (錦市場)」[http://kaiwai.city.kyoto.jp/search/view_sight.php?ManageCode=12000001&InforKindCode=1]</ref>、一般向けには京都名物の[[ハモ|鱧]]など鮮魚を扱う店が20店舗以上と一番多い。そのほか伝統野菜とも呼ばれる京野菜、京[[漬物]]・[[豆腐]]や[[ゆば|湯葉]]・[[麩]]・[[ウナギ|鰻]]・[[佃煮]]・[[蒲鉾]]・[[干物]]・[[乾物]]などから[[茶]]・[[菓子]]・[[パン]]・[[寿司]]まで京料理の食材はほとんどここで揃うといっても過言ではない。
[[Image:Maguro zuke kushi closeup by jmsuarez in Nishiki Ichiba, Kyoto.jpg|100px|right|thumb|生[[マグロ]]のヅケ]]
 
[[豆乳]][[ソフトクリーム]]や豆乳[[ドーナツ]]<ref>豆腐店「こんなもんじゃ」[http://www.kyotofu.co.jp/shop/monja/index.html]</ref>、あるいは[[マグロ]]の[[ヅケ]]串<ref>鬼天狗のローカルフード万歳!!: 「鮮魚 木村 (京都@錦市場)」[http://blog.livedoor.jp/gamadidas/archives/50801907.html](2006年5月27日)</ref>などあまり見かけないものも売られ、また試食品を出す店もあり<ref>ランキンの楽園: 「京都 錦市場試食ひと刺しの値段ランキン」[http://www.mbs.jp/rankin/backno/20070427_2.shtml]</ref>食べ歩きする人も少なくない。さらに茶房を出店して[[おにぎり|おむすび]]を供する[[米屋]]や<ref>中央米穀[http://www.okomenochuoo.jp/]の「おむすび茶房」</ref>定食を供する[[八百屋]]<ref>たち吉、ご飯ばなしNo2: 「京都錦市場 高級野菜の池政さん」[http://www.tachikichi.co.jp/topics/g/okamisan/kawamasa@.html]</ref>、カウンターで焼きたての[[カキ (貝)|牡蠣]]を供する[[魚屋]]など、市場内で飲食を楽しむこともできる<ref>京都錦市場商店街振興組合: 「錦市場イート・イン」[http://www.kyoto-nishiki.or.jp/eat-in.htm]</ref><ref>まいにちをおいしくたのしくBlog: 「京都の台所 錦市場で買い食い(京都)」[http://luna.exblog.jp/5257926/](2007年3月19日)</ref>。
 
年の暮れには[[正月]]用の食材を求める客であふれ<!--、[[上野]]の[[アメ横]]同様の混雑とな-->る。店舗の営業時間は、店にもよるが、おおむね午前九時から午後五時までが目安となっている。水曜日と日曜日に休業する店が多い。
 
== 友好提携市場 ==