「唯名論」の版間の差分

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'''唯名論''' (ゆいめいろん、'''Nominalism''') とは、[[中世]][[西欧]]の[[普遍論争]]における一方の立場である。[[スコラ哲学]]において、「人間」とか「イヌ」あるいは「薔薇」などは、類の[[概念]]として[[形相]]存在として[[実在]]するのかどうかという議論(普遍論争)があり、これに対し唯名論は、類の概念は実在しないと答えた。
 
唯名論の立場は、類の概念(普遍概念)は、[[名前]]として存在するのであり、実在するのは類の概念の形相(フォルマ)ではなく、具体的な個物([[レース (哲学)|レース]])、つまり個々の具体的な人間やイヌや薔薇であると考えた。これに対する考えが実念論([[実在論]])で、「薔薇」とか「ネコ」などの類の概念が形相として実在するとした。
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唯名論を表すにvia modernaとすることがある。
 
== 関連項目 ==
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