「バナー」の版間の差分

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日本では、基本的に「軍旗」「幟」「横断幕」をバナーとは呼ばないので、バナーだけで呼ぶことが多く、ウェブバナーとわざわざ呼ぶことは比較的少ない。また、日本ではしばしば「'''[[バーナー]]'''」と誤記されることがある。
 
== 広告としてのバナー ==
広告として使われる場合、画像には広告主のサイトにリンクが張られており、ユーザーがクリックすればジャンプするようになっている。
 
=== 仕組み ===
バナー広告が含まれるウェブページを閲覧者が開くと、ページ内にバナー画像が表示される。これを''インプレッション'' (impression) と呼ぶ。閲覧者が広告内容に興味を持つなどしてバナーをクリックすると、広告主のサイトへとジャンプする。これを''クリックスルー'' (click-through) と呼ぶ。さらに閲覧者が広告主のサイトで取り扱われている商品に興味を持ち購入すれば、ここで広告主にとっての利益となる。
 
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: バナー広告を経由して、閲覧者が商品やサービスの購入を行った回数や売上に応じて報酬が支払われる方式。広告主としては、利益が得られたときのみ報酬を支払えばいいということで無駄な広告投資の心配がない反面、掲載側に報酬が入る確率は低く、掲載してもらいにくいことがある。
 
=== 歴史 ===
世界初のバナー広告とされているのは、[[1994年]][[10月]]にウェブ雑誌[[WIRED_WIRED (雑誌)|HotWired]]上に掲載された、電話会社[[AT&T]]のものとされる。引き続き[[IBM]]、[[Sprint]]、[[MCI]]、[[ボルボ]]などの各社が次々とHotWiredと広告契約を結び、以後バナー広告は爆発的に広まった。ほどなくしてアニメーション[[Graphics Interchange Format|GIF]]などにより多少の動きをもたせた広告も登場した。
 
バナー広告の積極的な利用により利益を上げ、インターネットブームの到来に寄与したのが[[Yahoo!]]や[[ネットスケープコミュニケーションズ]]である。Yahoo!は[[ウェブディレクトリ]]や[[検索エンジン]]といったサービスを無料で提供する一方でバナー広告を掲載し、バナーを中核に据えた[[ビジネスモデル]]を構築した。その後Yahoo!の成功を手本にして様々なサービスが立ち上げられ、インターネットの可能性は大きく広がった。
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しかし近年ではユーザーがバナー広告に対する「耐性」をつけたことや、インプレッション回数に対して0.05%ともいわれるクリックスルー回数というユーザー側の反応の低さから、ウェブでの広告の新しい形態を模索する動きもある。また注目度を高めるために従来よりも広告のサイズを大きくしたり、[[Adobe Flash]]を用いて多彩な表現を行う広告も増えている。
 
=== 画像の大きさ ===
バナー用画像の大きさは自由に決めても構わないが、オンライン広告の業界団体IAB (Interactive Advertising Bureau) では大きさに関するガイドライン、Interactive Marketing Units を設けており、実際かなりの数のバナー画像がこれに従っている。
 
日本ではIAB規格が制定される前に普及した、幅400 x 高さ40 [[ピクセル]]、幅200 x 高さ40 ピクセル のものも広く用いられている。
 
==== IAB Interactive Marketing Units 広告フォーマット ====
*幅ピクセル数 x 高さピクセル数 - (名称)
の形で示す。
===== 長方形とポップアップ (Rectangles and Pop-Ups) =====
*300 x 250 - (Medium Rectangle)
*250 x 250 - (Square Pop-Up)
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*336 x 280 - (Large Rectangle)
*180 x 150 - (Rectangle)
===== バナーとボタン (Banners and Buttons) =====
「リンク用看板としてのバナー」でも述べる通り、欧米では小さめの画像のことをボタンといいバナーと区別する。
*468 x 60 - (Full Banner) 広告用としてはもっとも一般的なサイズで、バナー広告最初期から存在
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*125 x 125 - (Square Button)
*728 x 90 - (Leaderboard)
===== スカイスクレイパー([[摩天楼]]) (Skyscrapers) =====
名称通り縦方向にとても長く、ページの本文の横に大きく表示されるようにして用いられる。
*160 x 600 - (Wide Skyscraper)
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*300 x 600 - (Half Page Ad)
 
[[Imageファイル:Qxz-ad39.png|thumb|center|468px|468 x 60 ピクセルのバナーの一例]]
 
== リンク用看板としてのバナー ==
日本においてはサイト間で[[ハイパーリンク|リンク]]を張る際、リンク先のサイトの看板としての画像のこともバナーと呼ぶことが多い。
 
欧米ではこの用途で用いられる画像は'''ボタン''' (button) と呼ぶことが多い。バナーとボタンの境界は曖昧だが、Full Bannerなどのサイズは看板として用いられることは少ないことからも、広告に用いられる比較的大きく細長いものをバナー、小さめのものをボタンと呼び分けるのが一般的である。なお、「ボタン」の名称は、Netscape Navigatorのバナーがエンボスで浮き出たようなデザインになっていたことに端を発するとの見方、クリックすると他のページへ飛ぶという動作から連想されて生まれたとの見方などがある。
 
=== 画像の大きさ ===
看板という性質上大きさは制作者の自由である。しかしリンク集などに並べて使用されることが多いことから、可能ならば一般的なサイズのものを準備しておくとよい。
 
世界的にもっとも一般的なのは 88 x 31 ピクセルの Micro Bar 型。これに加え日本では 200 x 40 ピクセル、100 x 60 ピクセルのものが普及している。200 x 40 の大きさを考案したのは[[Woody-Rinn]]である。
 
=== バナーの使用 ===
使い方としては、リンク集にてサイトの紹介の横に掲載したり、サイトのトップページなどに掲載してリンク先のサイトへの応援を表明したりなど。各サイトのバナーは、そのサイトのアバウトページやリンク集のページなどで配布していることが多い。
 
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<references />
 
== 関連項目 ==
*[[Wikipedia:バナー]] Wikipediaのバナー
*[[インターネット]]
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{{DEFAULTSORT:はなあ}}
 
[[Category:ウェブデザイン]]
[[Category:電子商取引]]
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[[ru:Баннер]]
[[sv:Banner (reklam)]]
[[th:เว็บแบนเนอร์]]
[[tr:Banner]]
[[uk:Банер]]