「本の雑誌社」の版間の差分

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小部数の「書評とブックガイド」の[[ミニコミ]]雑誌としてスタート。椎名のコラムの独特の文体や、従来の書評誌になかったエンタテインメント中心の書評、ユニークな特集、独特の連載陣の発掘などで、人気を博す。1984年から「活字のコラムマガジン」に方針転換し、メジャーな雑誌へと変貌を遂げる。
 
なお当初は「季刊」と称しながら、不定期刊に近かったが、隔月刊をへて、1988年5月号から月刊化。かつては「別冊・本の雑誌」も発行していたが、月刊化後は発行されていない。「特小号」など、無意味な号を作ったこともある
「特小号」など、無意味な号を作ったこともある。また「別冊」「増刊号」なども刊行している。
 
同誌の「編集長」は一貫して椎名誠だが、椎名がメジャーな文化人として多忙となったため、「発行人」を2001年までつとめた目黒考二が、長らく実質の編集長役をつとめてきた。現在の「実質編集長」は、二代目発行人の[[浜本茂]]。
 
巻頭のコラム「真空飛びひざ蹴り」は長らく椎名が執筆していて、出版業界への辛口な発言で評判を博した。
 
また、読書投稿欄「[[三角窓口]]」も、全国の読書好きが参加して盛り上がり、[[鈴木輝一郎]]などプロの作家の「常連投稿者」もいた(初期は、投稿一件ごとに椎名が独特の返答をしていて、それが名物であった)。また、[[中場利一]]や[[植上由雄]]は「三角窓口」の常連投稿者から作家やエッセイストになった例である。
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毎年、「『本の雑誌』のベスト10」を発表しているが、普通の雑誌が、他から作家や評論家を呼んでベストを決めるのに対し、「本の雑誌」のベストは、[[椎名誠]]、[[目黒考二]]以下、編集部員、営業部員などの「本の雑誌社の社員全員」で座談会方式で決定するユニークなものである。第一位は、椎名のゴリ押しで、椎名が推した本になることが多い(「この本を一位にしてくれたらいい。あとは任せる。」が椎名の決まり文句)。
 
2008年12月発売の「本の雑誌2009年1月号」において、椎名誠のコラム『今月のお話』及び浜本茂の編集後記において、本の雑誌が経営危機にあることが発表された。
 
==「別冊本の雑誌」==