「ツォンカパ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
13行目:
|弟子=
|著作=『[[菩提道次第論]]』
}}{{Buddhism}}
}}
'''ツォンカパ'''({{bo-tw|t=ཙོང་ཁ་པ་|w=Tsong-kha-pa}}, [[1357年]] - [[1419年]])は[[チベット仏教]]最大の[[僧侶|学僧]]であり、代々の[[ダライ・ラマ]]の所属する[[宗派]][[ゲルク派]](黄帽派)の開祖。本名はロサン・タクパ(blo bzang grags pa)。[[アムド]]地方ツォンカ(湟中・[[塔爾寺|タール寺]]の所在地)の地に生まれる。ツォンカパとは「ツォンカの人」という意味である。守護尊(イダム)はヴァジュラバイラヴァ。{{Buddhism}}
 
[[アティシャ]]の『[[菩提道燈論]]』に範をとって主著『[[菩提道次第論]]』を著し、仏教のあらゆる教説は行者が凡夫から悟りへと至る修行の道程として統合されるとする「ラムリム」(修行の道程)の思想によってチベット仏教教学を大成した。また、『[[秘密道次第]]』を筆頭に密教的著作も数多く残している。
30行目:
* 吉祥秘密集会成就法清浄瑜伽次第
:Dpal gsan-ba-hdus-pahi sgrub-thabs rnal-hbyor dag-pahi rim-pa
 
'''専門的な研究訳注。
*[[小川一乗]]著『ツォンカパ造<意趣善明>第六章のテキストと和訳』文栄堂書店 1988年
40 ⟶ 39行目:
*『秘密集会安立次第論註釈 チベット密教の真髄』 永田文昌堂 2000年
**『[[吉祥]]秘密集会成就法清浄瑜伽次第 チベット密教実践入門』 永田文昌堂 1995年
:   北村太道、ツルティム・ケサン共訳、チベット密教資料翻訳シリーズ
 
 
==日本語文献==
*[[御牧克己]]、苫米地等流、森山清徹訳注 『ツォンカパ 大乗[[仏典]]中国・日本篇15』、[[中央公論社]] 1996年
:了義未了義善説心髄、菩提道次第大論、菩提道次第小論、秘密道次第大論の抄版の訳注解説。
*[[石濱裕美子]]、福田洋一 『聖ツォンカパ伝』 [[大東出版社]] 2008年
*四津谷孝道 『ツォンカパの[[中観]]思想  ことばによることばの否定』 [[大蔵出版]]  2006年
55 ⟶ 52行目:
{{DEFAULTSORT:つおんかは}}
[[Category:チベットの僧]]
[[Category:チベット仏教]]
[[Category:チベットの歴史]]
[[Category:1357年生]]