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Sjw (会話 | 投稿記録)
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ケイ酸質の殻は、昔のアルマイトの弁当箱のように、大きい殻の内側に小さめの殻がはまりこんだ構造を持つ。前者を外殻、後者を内殻とよぶ。蓋や底の面を殻面、横から見たのを帯面という。単独性のものでは、殻面の形がよく特徴を現していることが多い。帯面はほとんどのものが長方形か台形で、代わり映えしない。群体のものの中には、殻面で接続して、帯面しか見えないものもある。殻面には微細な穴が並んでおり、これがそれぞれの分類群で特徴的な模様をつくる。
 
この模様が、中央から放射状に配列するものを'''中心珪藻目型亜綱'''、中央の縦軸から左右に配列するものを'''羽状珪藻目型亜綱'''に分けるのが従来の分類であるが、現在ではもっと細かい目に分けることもある。
 
ケイソウの殻の一部は分解せずに[[堆積物]]として沈殿し、[[微化石]]として出土する。これらの化石が大半を占める堆積物は[[ケイソウ土]]と呼ばれる。