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'''ピースメーカー'''』(The (The Peacemaker) Peacemaker)は[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[映画]]。[[1997年]]製作。[[ジョージ・クルーニー]]主演。[[ロシア]]において解体されるはずの[[核兵器]]が[[テロリスト]]により奪われ、それを取り返す米軍人と原子力科学者の活躍を描いた作品。
 
== キャスト ==
*[[ジョージ・クルーニー]]:トム・デヴォー;米陸軍中佐
*[[ニコール・キッドマン]]:ジュリア・ケリー;原子力科学者
*[[マーセル・ユーレス]]:デューサン・ガブリック
*[[アレクサンダー・バルエフ]]:アレクサンドル・コドルフ;ロシア軍将軍
*[[アーミン・ミューラー=スタール]]:ディミトリ;[[ロシア対外情報庁|SVR]]幹部
 
== ストーリー ==
{{ネタバレ}}
[[第一次戦略兵器削減条約|START]]に基づき[[ロシア]]から解体される予定の[[核弾頭]]10発が盗み出され、そのうちの1発が爆発した。核爆発を確認したアメリカは、ケリー博士(ニコール・キッドマン)ら専門家を招集、[[統合参謀本部]]第2部情報参謀のデヴォー中佐(ジョージ・クルーニー)は[[ウィーン]]で輸送に使ったトラックの足取りを掴む。目的地はコンピュータに記載された謎の記号「44E」。その頃、ボスニアでは外交官のデューサン(マーセル・ユーレス)が[[国連]]に派遣されることが決定された。一方、監視衛星でトラックを捉えたデヴォーは核弾頭8発の回収に成功する。残りの1発はデューサンの手に渡り、外交官の荷物として無診査で[[ニューヨーク]]に持ち込まれた。犯行後に公表されるはずの[[IFOR]]宛てのビデオを観たケリーは、デューサンの言葉や背景から記号「44E」が緯度44度線上の[[サラエヴォ|サラエボ]]ではなく国連ビルのある東44丁目([[マンハッタン]])のことであると断定し、大統領から与えられた権限によりニューヨークを厳戒態勢に指定、大都市ニューヨークを舞台に「核爆弾を背負ったバックパッカーを探す」と言う大捕り物を行うことに。[[ガイガーカウンター|放射能探知機]]を便りにその行方を追うデヴォーとケリーは、ついにデューサンを発見する。[[ユーゴスラビア紛争|ユーゴ紛争]]で故郷を破壊した「ピースメーカー」への怒りと悲しみに満ちた復讐を誓うデューサン、そしてニューヨークを破壊する核弾頭を前にデヴォーとケリーの向かえる結末は...…。
 
なお題名の「ピースメーカー」は「Peace Keeper」という言葉でもう一人の主人公であるデューサン・ガブリックにとっては、「平和を気取る偽善者」と言う意味合い(IFOR宛てのビデオメッセージ)で皮肉な[[レトリック]]として米国自身や西側諸国を描いている。
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なおロシア領に侵入し8発の弾頭を奪還した[[ヘリコプター|ヘリ]]3機(1機は被撃墜)はスクリーン上では[[HH-65 ドルフィン|HH-65]]となっているが、実際には[[アメリカ陸軍|米陸軍]]の装備品ではなく[[アメリカ沿岸警備隊|沿岸警備隊]]の装備であり、通常ならば[[UH-60 ブラックホーク|UH-60]]が運用されるはずである。
 
 
「スター起用の戦争アクション」と言うことで監督や監修は見栄えやアクションシーンを良くするため、細かな設定(上記の装備品の違いや、国際都市であるウィーンで派手な準軍事行動を起こし放置する、衛星画像が「車のナンバーが読める」ほど低仰角など)の点では現実とは異なる矛盾が多々見受けられる。