「澤井繁男」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
6行目:
長く[[駿台予備学校]]英語科講師を務めた後、2004年より関西大学文学部教授。1984年、小説「雪道」で、[[北方文藝賞]]受賞。98年、『ルネサンスの知と魔術』に至る、南イタリアの自然魔術の研究・紹介で、[[地中海学会ヘレンド賞]]受賞。[[織田作之助賞]]選考委員。
 
1999年、博士学位論文請求を京大に対して行ったところ、同大学イタリア文学科教授[[斎藤泰弘]]から拒否され、東京外国語大学で博士号取得、2000年、『[[諸君!]]』誌上で大文学部長[[興膳宏]](中国文学者)に公開質問状を発表、興膳はこれに答えたが、澤井は再反論し、斎藤から来た手紙は、澤井が、これまで発表した論考をまとめて博士論文とすると書いたのを、これまで書籍として上梓したものをまとめて出すと誤解したものであると答えた。
 
また1999年12月21日「[[朝日新聞]]」紙上で、[[鷲田清一]]らしき哲学者の身体論に対して、「身体を論じる哲学者はみな健康で、それゆえ『肉体』をなおざりにしているのではないか」(大意)と論じた。従来の身体論の盲点を突くものであった。
12行目:
==著書==
*ユートピアの憂鬱 [[トマソ・カンパネッラ|カンパネッラ]]『太陽の都市』の成立 海鳴社, 1985
*魔術の復権 イタリア・ルネサンスの陰と陽 [[人文書院]], 1989
*いのちの水際を生きる 透析・腎移植を経て 人文書院, 1992
*錬金術 宇宙論的生の哲学 講談社現代新書, 1992
*旅道 編集工房ノア, 1994
*ルネサンスの知と魔術 山川出版社, 1998
*魔術と錬金術 [[ちくま学芸文庫]], 2000(「魔術の復権」と「錬金術」の合本)
*臓器移植体験者の立場から 中央公論新社, 2000
*実生の芽 白地社, 2000
*イタリア・ルネサンス [[講談社現代新書]], 2001
*ナポリの肖像 血と知の南イタリア [[中公新書]], 2001
*誰がこの国の英語をダメにしたか 日本放送出版協会(生活人新書) 2001
*ルネサンス文化と科学 山川出版社, 1996
38行目:
*「烏の北斗七星」考―受容する“愛国” 未知谷 2007
*からだ、不可解なり 日外アソシエーツ 2007
*教育パパ血風録 [[日外アソシエーツ]] 2007
 
====
*カルダーノ自伝 ルネサンス万能人の生涯 [[ジェロラモ・カルダーノ]] 清瀬卓と共訳 [[平凡社ライブラリー]], 1995 
*自然魔術 人体篇  [[ジャンバッティスタ・デッラ・ポルタ]] 青土社, 1990
*[[ガリレオ・ガリレイ|ガリレオ]]の弁明 ルネサンスを震憾させた宇宙論の是非 トンマーゾ・カンパネッラ 工作舎, 1991(のち1991、[[ちくま学芸文庫]] 2002年
*戦争の技術 服部文彦共訳 マキァヴェッリ全集 1 筑摩書房, 1998  共同で[[ピーコ・デッラ・ミランドラ賞]]
*ルネサンス文化史 エウジェニオ・ガレン 平凡社, 2000
 
==共著・監修==
*イフェクティヴ長文読解 竹岡広信共著 エスト出版, 1996
*アニメ・コミックから読み解く[[錬金術]] 監修 宝島社, 2004
*「錬金術」がよくわかる本 賢者の石からエリクサー、ホムンクルスまで  PHP文庫, 2008
 
{{DEFAULTSORT:さわい しけお}}
[[Category:日本の小説家]]