「補陀落」の版間の差分

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伝説によると、[[インド]]のはるか[[南|南方]]の海上にあり、八角の形状をした山であるといわれる。[[興福寺]]の南円堂の円形はこれを模している。
 
[[玄奘]]は『[[大唐西域記]]』で、インドの南島に実在すると記しており、その場所を特定しようとする試みや研究もある。観音信仰が隆盛になると、その霊地として「補陀落」の名称が各地で広まった。特に中国では現在の浙江省にある[[舟山群島]]を補陀落([[普陀山]])として観音信仰が遠隔地にまで観音信仰が広がった。
 
また、[[日本]]でも[[熊野]]や[[日光]]が補陀落になぞらえられ、信仰を集めた。なお、日光という地名は、補陀落~二荒(ふたら)~二荒(にこう)~日光となったという説もある。[[中世]]には、観音信仰に基づき、[[熊野灘]]や[[足摺岬]]などから小船に乗って補陀落を目指す、「[[補陀落渡海]]」が盛んに行われた。