「日本マランツ」の版間の差分

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== 概要 ==
* 前身はポータブルラジオやテープレコーダーなどを製造販売していた「[[スタンダード工業]]」。弱い電波を確実に捕捉する感度の良さや、超小型トランジスタラジオ『マイクロニック・ルビー』に代表される小型化において高い技術力を発揮していた。その社風はSTANDARDのブランドと共に[[アマチュア無線]]機事業に引き継がれ、長年に渡りハンディ型やモービル型のトランシーバーで数々の名機を送り出した。
* [[スーパースコープ (映画)|スーパースコープ]]社と提携したことで、当時アメリカ最高峰ブランドであったマランツ製品の設計生産に参加するようになり、ほどなく本国をも凌ぐ[[ハイエンド]]製品を日本独自に企画開発するようになる。また、この時期はSUPERSCOPE、unixなどのブランドでラジカセやモジュラステレオなどのゼネラルオーディオ機器も生産していたが、対米輸出を強く意識した製品企画やデザインは日本の家電市場においてはやや浮いた存在であった。
* CD登場直前の[[フィリップス]]に売却され、世界最先端のデジタルオーディオ技術に触れる。フィリップス製CDプレーヤーの生産を担当する一方、自社のCDプレーヤーには最新のフィリップス製部品が数多く搭載され、日本のオーディオ誌などでは国内トップメーカーのCDプレーヤーと常に肩を並べる存在となる。また、製品の音決めを行う際に用いるスピーカーもアメリカ製品から欧州製品へ移行、現在は[[Bowers & Wilkins|B&W]]社のスピーカーを採用している。
* フィリップスの影響は音作り以外にも及び、特にプロダクトデザインの分野では1989年頃から欧州製品を思わせるスマートなデザインの製品群を続々と発表。1990年代中盤からは高さを抑えたスリムな筐体を国内メーカーでいち早く取り入れ、他の日本メーカーにも影響を与えた。