「国鉄ワム90000形貨車」の版間の差分

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== 概要 ==
[[1938年]]から標準形有蓋車として大量製作された[[国鉄ワム23000形貨車|ワム23000形]]の走り装置を[[二軸車 (鉄道)#二段リンク式|2段リンク]]化したものであり、大きく分けるとワム23000形の改造原番号の頭に1を加えた10万台の番号の(14,672両。ワム123000 - 131809, 132000 - 133599, 135000 - 140534。欠番あり)と、新製9万番台の(4,335両。ワム90000 - 94334)とで構成される。前者は原番号の頭に1を加えた10万台の番号改造車で、後者の多く9万番台新製車であるが<ref、最初の150両 (90000 name="RP232-72">RP 332,90149) p.72。</ref>、後者に名古屋工場でワム23000形を2段リンク化改造した車両であり、また[[国鉄トキ900形貨車|トキ900形]][[無蓋車]]の改造車700両(ワム90875 - 91174, 91825 - 92224)、[[国鉄ワム50000形貨車|ワム50000形]]有蓋車の改造車90両(ワム91775 - 91824, 93725 - 93764)も含まれる。<!-- 番号別詳細の出典をお持ちの方追記お願いします。--><!--記述増加により元出典の範囲を超えたのでコメントアウト <ref>RP 332, p.30。</ref>-->
 
製造初年は[[1953年]]で、最初の150両 (90000 - 90149) は名古屋工場でワム23000形を2段リンク化改造した車両である。ワム90000形としての新製は翌1954年から開始され、1958年まで製作された。[[1969年]]3月末での両数は、18,790両<ref>『貨車の知識』、p.108。</ref>である。
 
側面に片開き 1700 [[ミリメートル|mm]] の荷扱い用扉をもつ、戦後の国鉄有蓋車の代表形式であるが、やがて国鉄の有蓋車は[[1958年]]から製作された[[国鉄ワム70000形貨車|ワム70000形]]など、両開き扉を持ち近代的荷役に対応する形式に移行した。<!-- 製造は打ち切られましたが、かなり後年まで使われているので「淘汰」強すぎるかと-->
 
なおドアに横2本のリブのあるのが外見上の特徴であるが、ワム23000形からの2段リンク改造のうち、種車が戦前製のもの(130000番以前)の一部にはドアにリブのないものもある。ただしごく一部に戦後製のはずの番号でありながらドアにリブのないものもあるが、これは[[二車現存]]の一つを改番したものとされる<ref name="RP232-72">RP 332, p.72。</ref>。
 
[[1986年]]に形式消滅した。