「ラーゼフォン」の版間の差分

m
: 樹、ヘレナと共に奏者候補として育てられたが、2人よりもランク(ランクD)が低い奏者であることがトラウマになっており、特に「'''D'''」という言葉に強い拒絶反応を示す。尚、ランクDは量産型の意であり、15話「子供たちの夜」で登場した『先生』やシュバルツァーのパイロットは、全て彼と同じ顔をしている。その中でも、彼は寿命が延びた最新型のバージョン『3.20』で、幼少の頃に知らぬまま実験用ドーレム(15話)と同調し、奏者としての資質の片鱗を見せる。自分の素顔を晒すことも許されていない、その他大勢のDシリーズ達の中で唯一、固有名を与えられ、英才教育を受けた彼は、確かに『選ばれた種』(15話より)であったはずだった。
:結局、奏者にはなり得ず、それ以降は、常に自分の存在価値と意味を模索して生きてきた。事あるごとに神名綾人に対して苛立ち威圧高に詰るのは、つまるところ奏者としての、価値を無くした者の、劣等感の裏返しに過ぎない。また、樹の幼馴染として、彼の苦悩も充分熟知している為、なおさら、その存在が許せず、嫌悪感に拍車をかけたようだ。
:その後、神名綾人逃亡の責任追求から功刀仁を更迭し、TERRA臨時司令となるが、全精力を賭けたダウンフォール作戦が失敗し、TOKYO JUPITER自体は消滅したが、結果的にMUの戦力を世界に拡散させてしまった。ただし、この作戦は、敢えてそうなる様、周囲(イシュトリの精神操作、及び八雲達の情報隠蔽、そして障壁消滅の為の、捨石にするというバームの目論見)によってあらかじめ仕組まれていたものだった。最初で最後の作戦名もまた「'''D'''」作戦だったのは、まさに皮肉としか言いようがない。
: TERRA臨時司令の任を解かれ、唯一、心を開いていた樹には裏切られ(と真は解釈している)、財団からも見捨てられたことから、遂に精神の均衡を崩す。艦艇に監禁されていたが、25話で連行しに来た兵士達を殺害し脱走、更にシュバルツァーのパイロットの生き残り三名と執事及びバーベム卿を射殺(この時既にバーベム卿の魂はヘレナの体に移っていたため、肉体のみで実際には殺せていないが)するも、直後に侍女のライラと相討ちとなり、凄惨な最期を迎えた。
; 朝比奈 浩子(あさひな ひろこ)
3,503

回編集