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== 現況 ==
香港最初のテレビ局ではあるが、視聴率では後発の[[TVB]]に大きく差をつけられている。これは、ATVの当初の放送形態が有料による[[有線放送]]形式であったのに対し、TVBが一般的ケーブルを必要とし[[アンテナ]]による受信形態かつ無料放送であり、視聴に際して特別な契約な不要だった事や、TVBの親会社が映画会社の[[ショウ・ブラザーズ]]で、有名俳優が多数出演出来た事などの要因によるとみられがある。また、香港の[[中華人民共和国|中国]]への返還前より、ニュースなどの報道内容が中国寄りとなりつつあり、視聴者からの不興を買っているとも言われている。
 
この為、近年は極度の経営不振に陥っており、また世界的な不況の影響で広告収入が減少している事もあって、制作費の削減を目的として、自社制作ドラマやバラエティ番組の制作凍結方針や、社員削減など打ち出実施ているこれが社内人員削減の影響は製作部門混乱を招な影響を与え結果として番組の質的低下と言う事態を引き起こしており極めて深刻更なる視聴者離れを招く結果と状況に陥た。[[2009年]]の旧正月前夜には、通常では特別番組が放送されるものの、制作費不足の為に[[中国中央電視台]]が放送する特別番組をそのまま放送するなど、中国本土のCCTVなどから購入した番組も多く、視聴者からは、'''CCTV-10台'''(中国中央電視台の第10チャンネルの意味)と揶揄されている。
 
現在の1日あたりの平均視聴者数では、TVBの200万前後に対して20万弱と、大きく引き離されており、ケーブルテレビ局の'''有線電視'''よりも少ない状況である。
経営建て直しの為、[[2008年]][[12月]]には、[[香港]]の運送会社の経営者を招くなどして経営陣を一新し、外部資本の導入による経営改善を目指したが、うち数名は僅か数日で解任されるという事態となった。これは、新たに招いた経営陣が、ATVの中国寄りの報道姿勢を批判し、香港独自の視野での報道を目指すと宣言した事が、親中派オーナーの反感を買った為とされている。
 
経営建て直しの為、[[2008年]][[12月]]には、[[香港]]の運送会社の経営者を招くなどして経営陣を一新し、外部資本の導入による経営改善を目指したが、うち数名は僅か数日後には経営陣の一部が辞職声明を発表した事混乱を生じ、結局新たに就されした[[CEO]]が辞任し、一旦辞職声明した経営陣は留任すという態となっで決着した。これは、新たに招いた経営陣が、ATVの中国寄りの報道姿勢を批判し、香港独自の視野での報道を目指すと宣言した事が、親中派オーナーの反感を買った為とされている。
[[2009年]][[1月]]には、中国にも進出しており親中的と言われている[[台湾]]の食品会社の経営者が、[[株式]]の購入で資本参加する事を表明し、喫緊の課題であった資金不足の解消が図られる事になった。今後の成り行きが注目される。
 
[[2009年]][[1月]]には、香港や中国にも進出しており親中的と言われている[[台湾]]の食品製菓会社で、近年台湾のメディアの経営権を獲得している[[旺旺グループ]]が、[[株式]]の購入で資本参加する事を表明し、喫緊の課題であった資金不足の解消が図られる事になった。今後番組内容も、同グループ成り行き[[中天電視台]]の番組注目放送されるなど、変化が現れている。
 
== 歴史 ==