「獣人雪男」の版間の差分

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江口磐世☆ (会話 | 投稿記録)
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冬山に挑んだK大山岳部であったが、遭難者を出してしまう。その捜索のために翌夏、再び日本アルプスを訪れた飯島高志や武野道子らは、山中にキャンプを張って遭難者を探していた。時同じくして、動物ブローカーの大場という男が、雪男を探すため山岳部の後をつけていた。そんな中、雪男を発見し、その後を追っていた飯島は、大場達に見つかり怪我を負わせられる。その飯島を助けたのは、昨冬に出会った山村の部落の娘チカだった。だが、よそ者が入りこむのを嫌う部落の人々によって飯島は断崖に吊るされてしまう。その時、飯島は件の雪男に助けられた。
 
== 雪男の造形 ==
 
雪男のぬいぐるみ(着ぐるみ)の造形は、当初[[大橋史典]]が中心となって行われ、巨大さを表現するために、足元を高下駄式にしていたが、諸事情で取り止めとなった。顔面も数回作り直されたが、最終的に造形チーフの[[利光貞三]]によって制作された顔面が採用され、胴体も[[八木寛寿]]、[[八木康栄]]によって子供の雪男ともども作り直された。
 
大橋の雪男は、牙をむき出した凶暴そうな顔つきが特徴で、利光の雪男は、口元の下がった穏やかな顔つきをしている。全身の体毛は、[[ヤギ]]の毛を植え付けたもの。
 
撮影現場では雪男の巨大感を出すため、[[河内桃子]]を小脇に抱えるシーンでは子役を使ったが、体格の違いが一目瞭然でうまくいかず、円谷監督は崖を上る雪男などを、一部[[人形アニメ]]で表現している。
 
雪男を演じたのは[[相良三四郎]]という俳優だが、これは俳優兼造形技術者だった大橋史典の芸名でもある。この内部演技者は当時の東宝ニュースでは「オーディションで選んだ」と宣伝され、この相良が大橋と別人とする向きもある。ただ、長身の大橋が自ら制作した雪男を試着している現場写真は現存している。また、 「ゴジラより強い雪男」というフレーズで、雪男が『[[ゴジラの逆襲]]』に使用されたゴジラの着ぐるみと対峙している宣伝用スチール写真がある。
 
== スタッフ ==
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* 香山滋の原作は2004年に[[筑摩書房]]から発売された文庫版『[[ゴジラ]]』に併録されている。
* 1993年に[[竹書房]]から発売された東宝特撮を網羅した『ゴジラ画報』及びその改訂版『ゴジラ画報第2版』では本作品の紹介がされていた。しかし本作品と『[[ノストラダムスの大予言 (映画)|ノストラダムスの大予言]]』のビデオが流出した後、1999年に改訂された『ゴジラ画報第3版』では、この2作品の紹介部分が削除されている。
* 「ゴジラより強い雪男」というフレーズで雪男が『[[ゴジラの逆襲]]』に使用されたゴジラの着ぐるみと対峙している宣伝用スチール写真がある。
 
== 註 ==