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映画では岡本喜八監督作品に多数出演。後期「喜八一家」のキーマン的存在であった。『ダイナマイトどんどん』のド派手なスーツをまとった敵方ヤクザ幹部役の抱腹絶倒演技、わずかな出番で作品の印象を一変させるような脇役を目指したい、と語っていたモットーを具現化したような『[[ブルークリスマス]]』の不気味な政界黒幕秘書役などが代表的なものとして挙げられる。
 
また、時代劇においては多くの歴史上の人物を演じたが、その中でも感情を抑制し知的なイメージが先行した役柄を多く好演。改めてその演技力の高さを認知させている。代表的なものに、[[1964年]]の[[テレビ朝日|NET]]制作による大作『[[徳川家康]]』での若き日の[[竹中重治|竹中半兵衛]]役(晩年期は[[原保美]]が代わって演じた)、[[1979年]]の[[日本放送協会|NHK]][[大河ドラマ]]『[[草燃える]]』では[[大江広元]]役を演じ、日本の歴史に名高い二人の名軍師を演じたことで一部の歴史マニアの間で語り草となった。他、[[荻生徂徠]]、[[小栗忠順|小栗上野介]]、[[鳥居耀蔵]]など、時代の転換期において活躍する知恵者の役柄が多い。
 
一方、声優としては[[モンゴメリー・クリフト]]、[[ピーター・オトゥール]]、[[リチャード・ハリス]]、ジョージ・ハミルトンらを吹き替えたことでお茶の間でも親しまれた。