「宋 (王朝)」の版間の差分

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<ref>この節は中村編注1991を参照。</ref>
 
宋代の酒の書物として[[元豊 (宋)|元豊]]元年([[1078年]])に[[竇苹]]によって書かれた『[[酒譜]]』<ref group="注釈">なお、唐代に同じ名の書があったが、そちらは現存していない。</ref>と[[政和]]七年([[1117年]])に[[朱翼中]]によって書かれた『[[北山酒経]]』が挙がる。『酒譜』は酒に関する様々な話題を集めた書であり、『北山酒経』は酒の製法に関しての書である。
 
現在の中国酒には黄酒(醸造酒)と白酒(蒸留酒)の二系統があるが、この時代にはまだ白酒が存在せず、『北山酒経』には醸造酒の製法しか書いていない<ref group="注釈">[[1000年]]ごろの[[田錫]]の『[[麹本草]]』に[[タイ王国|タイ]]から齎された焼酒なる蒸留酒のことが紹介されているが、少なくとも宋で一般的であったとは思われない。</ref>。