「サイリスタ位相制御」の版間の差分
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'''サイリスタ位相制御'''(サイリスタいそうせいぎょ)は、交流電流の周期毎におけるON時間の割合を[[サイリスタ]]を用い変化させることで出力電圧を擬似的に制御する方式のひとつである。サイリスタを[[整流回路]]の構成要素として用いることで、直流出力電力を制御する方法としても用いられる。
またこの制御を用いた[[直流電動機]]の可変速制御ならびに直流電動機を用いた[[交流型電車|交流専用電気鉄道車両]]の[[電気車の速度制御|制御]]を指す。
かつては多くの産業機器や交流専用鉄道車両の駆動用電動機の制御方法として採用されていたが、1990年代以降は半導体技術の進歩により安価に実現可能になった[[可変電圧可変周波数制御|VVVF制御]]を採用することが多くなっている。また、下述するように[[高調波]]を発生させる欠点があることから、熱源等の制御方法としても、交流の複数周期を一群として扱い、この一群内でのON時間比率を変化させることにより出力電圧を擬似的に変化させる制御において、電流がゼロとなった瞬間にON-OFFを切り替えることで高調波の発生を抑制する[[ゼロクロス制御]]が多用されるようになってきている。
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