「ギムリー・グライダー」の版間の差分

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Ajtnk (会話 | 投稿記録)
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FQISが故障していたため、給油後に事故機の航法装置には燃料搭載量として22,300が手動入力された。装置の[[ファームウェア]]は前述のようにメートル法に基づく処理を行っていたため、燃料搭載量は22,300kgと解釈されて目的地まで十分に足る量との出力を返した。しかし、実際には10,115kg(22,300ポンド)しか燃料を搭載しておらず、モントリオールからエドモントンへのフライトには到底足りなかった。
 
2名のパイロットと給油要員は装置の演算結果に疑問を抱き、3回ほど再計算を行ってはいた。しかし、同じ算結果であったのでピアソン機長は応急的にモントリオールからの出発を指示し、それほど離れていない経由地である[[オタワ]]で燃料の再計測を行うこととした。しかし、燃料計測棒を用いた再測定でも誤った換算係数を用いて燃料残量を20,400kgと見積もってしまい、燃料の致命的不足に気付くことなくオタワを発つこととなった。
 
=== 燃料切れの発生 ===