「陰陽師 (漫画)」の版間の差分

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:本作の主人公。作中では陰陽師・安倍益材(あべのますき)と橘文子(たちばなのあやこ)の子とされており、陰陽道、式神の達人。[[梵語]]をも操る。幼い頃から怨霊が見えるなど、特異な能力を持っていたためキツネの子と呼ばれ、周囲から恐れられていた。陰陽道の師匠・賀茂忠行にその才を愛され、弟子として仕え学ぶが、忠行の子である賀茂家の跡継ぎ・保憲との確執のため賀茂家を飛び出す。ポーカーフェイスが特徴でなかなか他人には本心を表さないが、唯一源博雅には心を開いており親交を深めている。朴念仁の博雅とは違い、男女の密かごとについては貴族のたしなみとして身につけている。非凡な知識と学識を誇り、博雅が始終持ち込む数々の奇怪な事件を解決する。
;[[源博雅]](みなもとのひろまさ)
:晴明の親友。[[醍醐天皇]]の孫で[[克明親王]]の子。[[村上天皇]]の年上の甥にあたる。[[雅楽|管弦]]をこよなく愛し、また優れた才能を持つ。食事もせず、一日中、[[篳篥]]を吹くこともしばしばなほどである。性格は非常に誠実、純粋、真面目で(怨霊との約束を守る程)皆に好かれている。その風貌は奥目、痩身で奥目、鼻が高く、彫が深いので当時の感覚では美男とはいえない。当時の都の貴族には珍しく、男女の密かごとについてとても疎い。貴族のたしなみとされる恋の歌の意味も解せず、男女間の機敏もわからないため艶やかなエピソードは殆どない。忠義な家臣・俊宏の策略で何も知らされないまま方違えと称して連れて行かれた先は、今まさに自分の婚儀が執り行われようと準備のすっかり整った、これから妻となる女性の住まう邸宅であったが、それでも気づかない体たらくであった。正確は非常に誠実、純粋、真面目で(怨霊との約束を守るなど)皆に好かれている。[[菅原文時]]に漢学や詩の師事をするが全く上達しなかった。自身は自覚がないが、本当は天に愛でられし楽の申し子であり、その笛の音は賊や怨霊の心を浄化するほどの美しさを秘めている。
:実在の博雅も「[[今昔物語]]」などに伝奇的なエピソードが記されている人物である。
;真葛(まくず)