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==概要==
楽器を[[自動]]で演奏するという発想は、[[アレクサンドリアのヘロン]]が紀元1世紀に「[[風車#歴史|風力オルガン]]」を設計したことが記録に残されているが、今日一般的に見られる物としては[[オルゴール]]が良く知られている。オルゴールは[[大量生産]]された簡単な構造のものでは、[[ぜんまいばね|ぜんまい]]など[[動力]]に接続された[[シリンダー]]に取り付けられたピンで[[櫛]]状の[[機械要素]]としての専用楽器をはじいて音を出すが、より精巧なものでは[[からくり]]など他の要素も組み込むなどして[[娯楽]]用装置としての発達を遂げたものもあり、この方向性の先には[[オートマタ]]など人の動作を真似た人形が楽器を操作するものも作られ、現存している。
 
その一方、純粋に楽器を自動で動作させ楽曲を演奏させるものも作られ、その方向性は[[自動ピアノ]]という形が知られている。この装置は、[[ピアノロール]]と呼ばれる[[パンチカード]]の一種で楽器の動作を指定し、楽曲を演奏する。しかしこの方向性は、後に[[蓄音機]]など[[録音]]装置の発達に取って代わられ、趣味性の高い[[工芸|工芸品]]としてのみ命脈を保っている。