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'''葉緑素'''('''ようりょくそ''')は[[光合成]]の明反応で光エネルギーを吸収するための物質で、クロロフィルa、クロロフィルb、クロロフィルcの三種類の物質が存在する。別名クロロフィルなど。
 
クロロフィルは[[ポルフィリン]]環の中心に[[マグネシウム]]イオンが存在している。下図のピンク色の部位にて光エネルギーを吸収する。また、[[たんぱく質]]と結合して光合成に関与しており、結合するたんぱく質によって吸光する光は違う。[[ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸|NADPH]]合成に関与する[[光化学反応|光化学系Ⅰ複合体]]では700nmの波長の光を吸光し、水の光分解に関与する[[光化学反応|光化学系Ⅱ複合体]]では680nmの波長の光を吸光する。[[植物]]では[[葉緑体]]のチラコイドに多く存在する。[[シアノバクテリア]]などのを除く[[光合成]][[原核生物]]ではよく似た構造の[[バクテリオクロロフィル]]で光合成を行っている。
 
クロロフィルaは化学式MgC<sub>50</sub>N<sub>4</sub>H<sub>33</sub>O<sub>5</sub>、分子量794.5で緑色。クロロフィルbは化学式MgC<sub>50</sub>N<sub>4</sub>H<sub>31</sub>O<sub>6</sub>、分子量808.4で黄色。