「エフェクター」の版間の差分

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形態についても、演奏家が使用する手のひら大の「[[コンパクトエフェクター]]」から[[電気録音]]・[[Public Address|PA]]で汎用的に使用され、規格化された幅のラックに収納する「ラックマウント型」、[[ミキサー (音響機器)|ミキサー]]や[[シンセサイザー]]あるいは[[カラオケ]]に「内蔵」されたものまで多様である。
 
歴史的には、もともと単機能のエフェクターを必要により複数つなぎ合わせて使用していたが、デジタル回路技術の進歩により複数のエフェクト機能を1つに実装した「[[マルチエフェクター]]」も一般的になってきた。単機能エフェクターをつなぎ合わせた場合と比べると、(1)より少ないスペースで済む、(2)複数の機能を組み合わせるのが容易、(3)各種の設定や接続順などが複数通り記憶できそれらが一瞬にして切り替えられる、などのメリットがある{{要出典}}が、単機能エフェクターに比べて操作性に劣る、あるいは要求する音質と違うなどの理由で、単機能エフェクターを複数つなぎ合わせるケースも多く見られる{{要出典}}。また、こうした単機能エフェクターをアンプも含めて自在にパッチングしセッティングを記憶できるラインセレクタやスイッチングシステムと呼ばれるものもある。
 
操作性の事情に関して一例を挙げる。現在も多くのギタリストがステージ上でプレイする上で、ノイズが発生するリスクを知りながら、複数のデジタル・エフェクターが一体化したものを避け、古い操作形態の様々なエフェクターを複数台(ボードなどといった形式で)接続しているのには理由がある。観客のいないリハーサルやサウンドチェック時と多くの観客の入った本番では会場の反響など聞こえる音の状態が変わる時があり、その時々の他の楽器とのバランス、ギタリスト本人のコンディション、時にはエフェクターへの供給電圧の変化などといったアクシデントに応じて、操作を変える必要が出る場合がある。そういった場合に、プリセット式や順に操作機能やパラメーターを呼び出す従来のデジタル式のエフェクターでは即座に対応しきれない場合が多いからである{{要出典}}。そうした現状から、デジタル式のエフェクターも、ステージ上での操作性を重要視した機種も開発されてきている。
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原音に含まれる任意の周波数帯の増幅や減衰をおこなうもの。
; [[イコライザー (音響機器)|イコライザー]]
: 特定の周波数帯域を強調或いは減退する機能。いわゆるオーディオ・アンプにおけるトーン・コントロールを拡張した機能を有している。パラメトリック型とグラフィック型があり、用途に応じて使い分けられる場合が多い。パラメトリック型は周波数帯域の[[中心周波数]]及び[[帯域幅]]を任意に設定する事が出来、多くの場合は2~3箇所の周波数帯域を加工する仕様になっている{{要出典}}。グラフィック型は中心周波数と帯域が固定された音量ボリュームが並んだ仕様になっており、任意の帯域に相当するボリューム素子を調節する事によって音を調節/加工する事が出来る。多くの機器はこのボリューム素子がスライダー式になっており、音の調節/加工の状態が視覚的に把握出来る事から「グラフィック・イコライザー」と呼称された。ボリューム素子が多い機種ほど詳細で緻密な加工が可能となるが、その分価格も高くなり、回路も複雑になる為、ユーザは用途に応じて最適な素子数を選ぶ場合が多い{{要出典}}。ギターやキーボードの音を加工する場合は1オクターブ毎の帯域を加工出来る10素子程度の機材が使われる事が多く、演奏全体の音を調節する場合は1/3オクターブ毎の帯域を加工出来る30素子程度の機材が使われる事が多い{{要出典}}
; [[エンハンサー (音響機器)|エンハンサー]]
: イコライザーが、原音に含まれる音を直接ブーストしたりカットしたりするのに対し、エンハンサーは音を歪ませ倍音を作り出して、実音にミックスするもの。
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: 一般的にオーバードライブに比べて、より荒々しく硬質で深い歪みを得るもの。
; [[真空管シミュレーター]]
: 特定モデルの増幅[[真空管]]の周波数特性および[[サチュレーション]]と呼ばれる[[真空管]]独特のコンプレッサー&歪み効果をデジタル回路でシミュレートしたもの。主に単体では使われず[[アンプ・シミュレーター]]に組み込まれていることが多い{{要出典}}
 
=== 残響・反響音の付加 ===
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* [[フィードバック]]を得る機材
* ステレオ効果を出すための機材
* [[エキスパンダー]] - 音を歪ませたり、比較的音質を変えることなく音を持続させる、または、ダイナミクス等、コンプレッサーの逆の効果を得るもの。他の機材とセットになっていることが多く、単独で使われることは少ない{{要出典}}
* [[ルーパー]] - [[サンプラー]]と[[ディレイ]]の中間的エフェクター。主にDJミキサーに内蔵されている。小節単位の任意のフレーズをサンプル&ホールドしてそのまま繰り返し再生させる。
 
==参考文献==
*プロフェッショナル・オーディオ エフェクターテクニック 無線と実験編 誠文堂新光社 昭和56年12月発行 エフェクター各種の動作原理について解説されている。
 
==関連項目==