「DDIセルラーグループ」の版間の差分

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一方、トヨタグループは、1987年に「日本移動通信」(IDO)を設立。京セラグループとは異なる、[[NTT大容量方式]](ハイキャップ)によるアナログ自動車電話サービス事業を[[1988年]]12月に開始。
 
この結果、IDOとDDIセルラーのシステムの互換性がないため、DDIセルラーと相互利用ができず、IDOの事業地域である関東・東海・甲信地区以外はライバル企業の[[NTTドコモ|NTT]]に[[ローミング]]せざるを得なくなった。この状態は、[[TACS]]方式を販売するモトローラにとっては不利であり、モトローラはその政治力を利用し、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]政府に陳情。アメリカ政府は、日本の対米輸出の黒字による[[貿易摩擦]]の引き換えとして、[[TACS]]方式を導入するよう圧力を与えるようになった。
 
このアメリカの政治的圧力に押される形で、[[1991年]]10月に、IDOも東京23区からTACS方式の導入を始め、[[1992年]]12月にようやく両グループのTACS方式の[[ローミング]]が開始され、相互利用が可能になり、事実上の全国サービスとなった。