「東京大神宮」の版間の差分

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今日「神前式」として行われている[[結婚式]]は、神宮奉斎会が創設したものが基になっている。
 
=== 模擬結婚式の模様(明治343433日) ===
此の日来賓は細川男爵、宮地掌典、下田歌子、三島通良の諸氏を始め華族女学校生徒百余名、百花燎乱の装い両側の席定まるや、礼法師範の田島秀子女史は媒酌人の立場で入り来り、下座にて一礼し、足並正しく、正面伊弉諾・伊弉冉尊の軸、供された神酒、神饌の前に跪き一礼の後、銚子等を改め座に退くや、聟に擬された某は、聟附媒酌人を従え、新婦某は嫁附媒酌人を従え、静々と両側から歩を運ぶ。先ず床間の前に跪き、神を拝して各々定めの席に着く。床の方から左の方は夫の席、右方は新婦である。媒酌人はそれぞれ其の下手に座す。