「比較発生学」の版間の差分

これはベーアの法則の進化論に立った見直しでもあり、ほとんどヘッケルの反復説(1866)と同じであり、後者は極端に言えば個体発生など特殊な用語で置き換えただけ、とも言えるものである。
 
[[ヘッケル]]もやはり進化論の影響を強く受け、比較発生学を推し進めた一人である。彼の[[反復説]]は比較発生学を進化的に説明したことで有名であるが、上記のようにその内容は先行研究者によるものの焼き直しに近い感がある。具体的内容においてはむしろベーアの法則の方が正確といわれることもある。しかしその魅力的な表現とはっきりした方向性のために多くの目を引いたことは事実である。その後の研究から、この説には多くの批判が集まることとなったが、これはむしろこの説の影響力を示すといってもよい。しかしヘッケルの業績は、反復説と胚葉説をも結びつけ、これを動物全体の系統論としたことにある。彼ごく初期の発生にまで反復説を当てはめ、[[胞胚]]や[[原腸胚]]の形を多細胞動物の初期の形と見なした。これを[[ガスツレア説]]といい、長く多細胞動物の系統論の定説であった。ガスツレア説に関しても多くの批判や疑問が集まったが、それらはむしろこの説を補強修正する動きとなり、多くの研究がその後約50年にわたって続く。
 
== 新たな動き ==
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