「世界天文年2009」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
TXiKiBoT (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
1行目:
{{現在進行}}
'''世界天文年2009'''(せかいてんもんねん  英:International Year of Astronomy)Astronomy)とは、2009年が[[ガリレオ・ガリレイ]]による[[天体望遠鏡]]を用いた初めての[[天体観測]]から400年目であることを記念し、世界中の人々に天文学と宇宙への関心を持ってもらうことを目的とした企画である。[[国際連合]]、[[国際連合教育科学文化機関|ユネスコ]]、[[国際天文学連合]]によって定められた。
 
== 概要 ==
世界天文年のスローガンは、'''「宇宙・・・解き明かすのはあなた」(The Universe: Yours to Discover)Discover)'''。夜空の天体、太陽、惑星、流星などに目を向け、広大な宇宙の中の地球、そしてその地球の上の生命や人間の存在に思いを寄せて、新たな発見をして欲しいという願いを込めたスローガンである。
 
世界イベントと各国の国内イベントが企画及び準備段階にあり、日本では[[2007年]]より[[国立天文台]]三鷹キャンパス特別公開前夜祭や講演会、公開シンポジウム開催などで準備が始まっている。
 
== 2008年~2009年の予定 ==
* [[2008年]]
** 11月 - キックオフシンポジウム(主催:世界天文年2009・日本委員会)
** [[2008年]]12月 - 天文同好会サミット(主催:[[国立天文台]])
* [[2009年]]
* [[2009年]]5月~ - 日本天文学会創立100周年・世界天文年2009記念巡回展(主催:[[日本天文学会]])
** [[2009年]]75月 - 皆既[[食]]生中継本天文学会創立100周年・世界天文年2009記念巡回展(主催:[[国立日本天文学会]])
** 7月 - 皆既[[2009年日食]]生中継(主催:[[国立天文台]])
** 7月 - 日食観測会(7(7月22日、[[トカラ列島]]沖合で皆既日食、全国では部分日食が観測できる)
 
== 世界共通企画 ==
基幹企画(Cornerstone (Cornerstone Projects) Projects)として、以下の11企画が計画されている。
* 100 Hours Of Astronomy
: 2009年4月2日から5日に行われる一斉イベント。各地での天体観望会や天文台からのインターネット中継などが予定されている。
* The Galileoscope
: ガリレオ・ガリレイが用いたような簡易で安価な望遠鏡を作製し、世界中の人に望遠鏡をのぞくという体験を提供しようとする企画
* Cosmic Diary
: 世界中の[[天文学者]]が[[ブログ]]を書く企画。天文学の内容そのものだけでなく、天文学者の生活にもスポットを当てる。
* The Portal to the Universe
: インターネット上の天文情報について、世界共通の[[ポータルサイト]]を構築する企画
* She is an Astronomer
: 天文学および科学一般における[[性差]]の解消を目指して、インターネット上のフォーラムとデータベースを作成する企画
* Dark Skies Awareness
: 多くの人に夜空の明るさの測定に協力してもらい、[[光害]]の実態を調査するとともにその重要性を広く認識させることを目的とした企画
* Astronomy and World Heritage
: ユネスコ[[世界遺産]]と天文学の関連を紹介し、文化の中での天文学の役割を再認識させる企画
* Galileo Teacher Training Program
: 天文学教育の教材やカリキュラムについて、学校の教員を教育する企画
* Universe Awareness
: 幼児に宇宙の存在とその美しさを伝え、世界観の構築を目指す企画
* From Earth to the Universe
: 美しい天体写真を公園や駅などの場所に展示し、天文学や科学一般に対する関心を喚起することを目指す企画
* Developing Astronomy Globally
: [[発展途上国]]など天文学が十分に発展していない地域に対して、天文学研究から学校教育の中の天文学に至るまでの広い範囲で、その発展を促す企画
 
== 日本におけるイベント ==
50 ⟶ 52行目:
* 日本天文学会創立100周年記念・世界天文年2009巡回企画展
: 天文学の発展の歴史を紹介する巡回企画。[[国立科学博物館]]、[[仙台市天文台]]、[[名古屋市科学館]]、[[大阪市立科学館]]にて開催。
 
* 1000万人の大観望会(主催:国立天文台・公開天文台協会・PAOネット)
* プラネタリウム番組「[[星界の報告]]」([[ガリレオ・ガリレイ]]著)の製作・配信(主催:国立天文台・プラネタリウム協議会)
66 ⟶ 67行目:
* 大学および各天文関連団体
 
委員長は、[[海部宣男]]([[国立天文台]]名誉教授、[[日本学術会議]]、[[放送大学]])。日本委員会は、日本学術会議や国際天文学連合のEC・IYA2009・ワーキンググループと連動している
日本委員会は、日本学術会議や国際天文学連合のEC・IYA2009・ワーキンググループと連動している。
 
== 関連項目 ==
74行目:
* [[ユネスコ]]
* [[国際天文学連合]]
 
=== 実施施設 ===
* [[天文台]] - [[公開天文台一覧|日本公開天文台協会]]
* [[プラネタリウム]] - [[プラネタリウムの一覧|日本プラネタリウム協議会]]
* [[科学館]]
 
=== 国連決議関連 ===
* [[世界物理年]]
 
=== その他 ===
* [[宙のまにまに]] - 世界天文年2009が協賛するテレビアニメ。
89 ⟶ 86行目:
* [http://www.astronomy2009.jp/ 世界天文年2009日本委員会公式ホームページ]
* [http://www.astronomy2009.org/ 世界天文年2009国際委員会公式ホームページ]
* [http://www-irc.mtk.nao.ac.jp/~webadm/Galileo/index.php?TOP 「君もガリレオ」望遠鏡(ガリレオスコープ)]、  - 世界天文年2009日本委員会<!-- 大人も楽しめるので、子供向けを削除 -->
* [http://www.un.org/News/Press/docs/2007/gaef3202.doc.htm UN Press Release]:General Assembly
 
{{DEFAULTSORT:せかいてんもんねん}}