「回収戦車」の版間の差分

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== 歴史 ==
[[Image:Sovietic_T34_battle_of_kursk.jpg|thumb|right|200px|損傷したT-34/76を牽引するT-34改造の回収車両。[[1943年]]の「[[クルスクの戦い]]」にて]]
戦車の回収作業に同種の戦車を使用することは[[第1次世界大戦]]の際に「[[戦車]]」というものが実戦投入された際に既に行われていた。当初からその重量と複雑かつ過重気味の機構を持つ「戦車」は戦闘損傷以前に機械故障や軟弱な地盤に嵌り込んで擱坐する等で行動不能になることも多く、第1次大戦後、「戦車(機甲)部隊」というものが各国で整備されるようになると、戦闘による損傷や機械故障、陥路などの様々な理由により行動できなく不能になった戦車を回収・修理して戦線に復帰させることは戦線の維持には重要なことであると考えられ、戦車を回収するための装備もまた重要である、として戦車を運用する部隊には回収用の牽引車両を配属させることが通例となった。
 
やがて戦車の進歩に伴って車体重量が増加し、従来の車両回収用に使用されてきた[[半装軌車]]・[[貨物自動車|トラック]]などでは回収作業が困難となり、複数の車両を使用しての重連牽引でかろうじて1両の戦車を回収できる、という状況が多く見られるようになった。そのため、より重い車両でも牽引可能な車輌として戦車を改造した「回収戦車」が製造されることとなった。[[第二次世界大戦]]では、砲塔を損傷した戦車から砲塔を取り外し、牽引用ワイヤーやジャッキを追加搭載しただけの現地急造の回収車両が多数製作されている。
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軍において運用されている他にも、退役した後に民間に払い下げられて重量物牽引車や装軌式クレーン車として使われた車両も数多く存在する。
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== 現代の主な回収戦車 ==
 *は基体となった戦車