「排水量」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Ed11027 (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
Ed11027 (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
13行目:
年代および国によって定義が異なるが、一般的には[[ワシントン海軍軍縮条約|ワシントン軍縮会議]]において採用された、満載排水量から燃料および水の重量を差し引いた状態の排水量の事を指す。仮想敵国から想定される作戦海域は各国で異なり、燃料および予備缶水を含めると長大な航続力を必要としない国が有利になることから、純粋な戦闘能力のみで比較するためにこれらの重量を差し引いた状態とされた。想定作戦海域が広大である英米が不利にならないためであるとも言われている。船の状態としては不自然に過ぎ実用的ではないため、近年ではこの状態を諸元として使用する国はない。なお、[[海上自衛隊]]は艦艇の公式諸元として基準排水量を公表しているが、これは名称こそ同じであるものの[[1978年]]([[昭和]]53年)に制定された「水上艦船搭載物件配分標準」で規定されているもので、ワシントン海軍軍縮条約における基準排水量とは異なるものである。
 
ワシントン海軍軍縮条約会議以前の日英では基準排水量は燃料を搭載した時の排水量とされていた。
 
===常備排水量===
弾薬3/4、燃料1/4、水1/2を搭載した状態であり、軍艦が戦闘状態に入っていると想定したものである。ワシントン条約締結前は、これを排水量の[[デファクトスタンダード|標準]]として使用する国が多かった。
 
イギリスではかつて'''積載排水量'''と呼ばれていた。