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龍伯 (会話 | 投稿記録)
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現在のバローという市名は[[1825年]]にフレデリック・ウィリアム・ビーチーに発見され、ビーチーの探検の出資者であったジョン・バロー卿にちなんで名付けられた岬、バロー岬からとっている。その頃、[[イギリス海軍]]は[[北アメリカ]]の[[北極海]]沿岸を測量していた。[[1881年]]には[[アメリカ合衆国]][[陸軍]]がバローに気象、および磁極調査の拠点を設けた。[[1888年]]には[[長老派]]が教会を建立した。[[1893年]]にはバローに[[捕鯨]]基地や[[毛皮]]取引所が置かれた。[[1901年]]にはバローに[[郵便局]]が設置された。
 
[[1935年]][[8月15日]]、当時アメリカ合衆国を代表する[[コメディアン]]であった[[ウィル・ロジャース([[w:Will Rogers|Will Rogers]]と操縦をしていた[[パイロット]]の[[ウィリー・ポスト]]を乗せた飛行機が川に墜落する事故を起こし、両名の命が奪われた。その墜落現場には、現在は記念碑が建っている。
 
[[1972年]]、バローを中心とするノース・スロープ郡が創設された。財政に余裕ができた分を活かして、郡はバローに[[道路]]を建設し、衛生・[[水道]]・[[電力]]などの公共サービスや保健・教育サービスを充実させるなど、[[インフラストラクチャー|インフラ]]整備に力を入れた。[[1986年]]には、郡は地域初の高等教育機関となるノース・スロープ高等教育センター(North Slope Higher Education Center)を開校した。[[2003年]]には同センターは2年制[[大学]]として認可を受け、名称もイリサグヴィック大学([[w:Ilisagvik College|Ilisagvik College]])と改められた。同大学は、[[エスキモー]]の伝統文化に基づいた教育を行っている。