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『'''バロム・1'''』(バロム・ワン)は、[[さいとう・たかを]]による漫画作品。およびそれに登場する架空のヒーローの名称。[[1970年]]から約1年間『[[週刊ぼくらマガジン]]』に連載
== ストーリー ==
大宇宙で何千年も戦い続ける二つの力があった。一つは、平和と正義の力である'''コプー'''、もう一つは、悪と呪いの力である'''ドルゲ'''
激しく永い戦いの果てにドルゲは地球に到達し、地底深くに住処であるドルゲ洞を構え、地球を悪の世界にするための活動を開始する。ドルゲ自身は直接手を下さず、人間を自らの分身=悪のエージェントとして超能力を与え、人類滅亡計画を実行させる。
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*# バロム・1 (3) ISBN 4845824418
== 特撮テレビドラマ『超人バロム・1』 ==
=== バロム・1 ===
白鳥健太郎と木戸猛がお互いの右腕をクロスさせる<ref>当初は二人がお互いに向かって走り込み右腕をクロスするスタイルであったが、視聴者の子供がまねをして怪我をする事故が報告されたため、第12話以降では一旦左腕を合わせてから右腕をクロスするスタイルに変更された。また、第18話以降ではボップを空中に放り投げ、2人がそれに向かってジャンプして空中で腕をクロスするスタイルに変更され、お互いが別々の場所にいても変身する事が可能となったが、ボップを奪われると変身できなくなるという弱点も生まれた。</ref>事によって、二人の友情のエネルギーから生み出される正義のエージェント。そのプロセスはバロムクロスと同時に健太郎と猛の友情エネルギーがボップに内臓されたバロム・1への変身機能と反応、そこから閃光と共に放出されたエネルギーが二人を包み込み、同時に友情波がお互いの心臓に流れて二人の肉体細胞を融合させた後、二人だけが持つ特殊なバロム[[デオキシリボ核酸 |DNA]](コプー[[染色体]])とバロムエネルギーが融合した身体を超人として変異させ、健太郎の頭脳がバロム・1の知性となり、猛の体力がバロム・1の力となる。超人の身体に変異した後、プロテクターが身体を包み込んで正義の超人バロム・1が誕生する。変身完了と同時に両目とヘルメットの矢印部分=エネルギーチャージランプが矢印の方向に力強い機械音と共に光り出し、身体全体にバロムエネルギーが充電される(第1話他)。ただし、
身長2m、体重80kg。体は特殊な細胞でできており、7千度の高温
=== 白鳥健太郎 ===▼
江南第一小学校の小学5年生の[[級長]]的秀才少年で、バロム・1の知恵の部分を担っている。頭脳明晰で冷静な性格。小柄で、エンディング主題歌や挿入歌では「チビ」と通称されている。ドルゲとの戦いでは時に非情とも取れる判断を下し、猛とは衝突する事も多いが、友情と正義の心は人一倍強い少年でもある。猛からガリ勉と評されるが運動神経は意外に高く、アントマンとの戦いでは機敏な動きを見せる。▼
=== 木戸猛 ===▼
健太郎のクラスメイトで自他とも認める江南第一小学校一の[[ガキ大将]]で、バロム・1の力の部分を担っている。通称「[[番長]]」。力自慢の熱血漢でスポーツ万能で同級生からも人気が高い。運動神経抜群、また叔父の松五郎に柔道などの武術を習っているので、アントマンとの戦いでも高い能力を発揮する。力一辺倒と思われるが、第6話ではエビビルゲの目を欺くための数々の策略を練る(しかも欺く事に成功する)等の策士ぶりも見せる。▼
==== 必殺技 ====
; バロム爆弾パンチ
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==== 使用するメカ・マシン ====
; ボップ
: 手のひらサイズの楕円球を長軸に沿って二つ割りにした形状をしている。変身前は常時健太郎と猛の
:; サンシャインボップ
:: ボップを使用した技。ボップを空に投げつけ、太陽並みの強烈な光で周囲を照らす事で、ハネゲルゲの力の源である赤い三日月を隠した。
; マッハ・ロッド
: バロム・1がボップを掛け声と共に空に投げて変形させた万能スーパーカー。車体色はオレンジ色で、フロントから車体側面を経由する長大なマフラーと、車体後部に直立する巨大なローターが特徴のオープンカー。最高時速はマッハ2を誇り、120メートルの垂直上昇能力も持っている。飛行も可能で、水中や地中も走行可能である。バロムレーダーと威力を調整する事が出来る衝撃波銃及び煙幕装置を装備。ベース車は[[ダットサン・フェアレディ]]の1500後期型か1600前期型とみられる。撮影用に2台が改造され、車体の形状、フロントエンジンの位置、ローターの大きさの違いなどにより、Aタイプ(前期型)とBタイプ(後期型)に分けられる。
▲=== 白鳥健太郎 ===
▲江南第一小学校の小学5年生の[[級長]]的秀才少年で、バロム・1の知恵の部分を担っている。頭脳明晰で冷静な性格。小柄で、エンディング主題歌や挿入歌では「チビ」と通称されている。ドルゲとの戦いでは時に非情とも取れる判断を下し、猛とは衝突する事も多いが、友情と正義の心は人一倍強い少年でもある。猛からガリ勉と評されるが運動神経は意外に高く、アントマンとの戦いでは機敏な動きを見せる。
▲=== 木戸猛 ===
▲健太郎のクラスメイトで自他とも認める江南第一小学校一の[[ガキ大将]]で、バロム・1の力の部分を担っている。通称「[[番長]]」。力自慢の熱血漢でスポーツ万能で同級生からも人気が高い。運動神経抜群、また叔父の松五郎に柔道などの武術を習っているので、アントマンとの戦いでも高い能力を発揮する。力一辺倒と思われるが、第6話ではエビビルゲの目を欺くための数々の策略を練る(しかも欺く事に成功する)等の策士ぶりも見せる。
=== ドルゲ ===
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=== キャスト ===
* 白鳥健太郎
* 木戸猛
▲* 白鳥敬太郎デスク(演:[[中原成男]])
* 木戸燐太郎刑事 - [[小林清志]]
▲* 白鳥静(演:[[上田みゆき (声優)|上田みゆき]])
* 木戸
* 木戸
* コプー - [[寺島幹夫]]
* バロム・
▲* 日読新聞記者・海野(演:[[水木一郎]](第8話 - 第9話))、(声:[[池水通洋]])
*
▲* バロム・1(演:[[中村文弥]]、[[岡田勝]]、[[中屋敷哲也|中屋敷鉄也]]、[[大杉雄太郎]] 声:[[上田耕一]](第1話 - 第9話)、[[桑原たけし]](第10話-第11話)、[[村越伊知郎]](第12話 - 第35話))
* ミスタードルゲの召使い - [[花巻五郎]](第2話 - 第11話)
▲* ミスタードルゲ(演:[[室田日出男]](第2話 - 第11話))
*
▲*ドルゲ魔人(声:丸山詠二、増岡弘、辻村真人、今西正男、坂井すみ江、京田尚子、勝田久、岡部政明、里見たかし、渡部猛、大宮悌二、島田彰)
▲* サソリ道人(演:[[天本英世]](第20話))
▲* ナレーター:[[田中信夫]]
=== スタッフ ===
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=== 主題歌 ===
* オープニングテーマ:『ぼくらのバロム・1』
** 作詞:[[八手三郎]]/作曲:菊池俊輔/歌:
* エンディングテーマ:『友情のバロム・クロス』
** 作詞:八手三郎/作曲:菊池俊輔/歌:水木一郎
=== 放映リスト ===
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|}
== コミカライズ ==
*
*[[冒険王 (漫画雑誌)|冒険王]](秋田書店) - [[古城武司]]作
== 備考 ==
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* [[牧野修]]の小説『アシャワンの乙女たち』は『超人バロム・1』のパロディ的作品であり、二人の少女が超人バァル・オームに変身し、魔神[[ドゥルジ]]と戦うという内容である。
* ウデゲルゲの着ぐるみは、『[[プレイガール]]』に出演している。
▲* 原作である『バロム・1』とは別に、『[[テレビマガジン]]』にて特撮番組『超人バロム・1』の[[漫画化|コミカライズ]]がさいとうプロ直々に描かれている。(連載3回目より松本めぐむ(現・[[尾瀬あきら]])にバトンタッチした。)
▲* [[月刊少年ファング]]([[リイド社]])の2007年9月号(休刊号)に、[[にわのまこと]]の手によるリメイク版コミックが掲載された。
* [[ダウンタウン (お笑いコンビ)|ダウンタウン]]の[[松本人志]]が幼少のころ好きだった特撮番組に本作を挙げている。トークのネタやコント内でオープニングテーマの歌詞の擬音の部分の意味が不明とツッコミを入れることが幾度かあった。他には、[[南野陽子]]も当番組の大ファンであることを公言している。
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:[[東映まんがまつり]]の一編として上映。
[[2007年]][[12月7日]]に発売された「東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX」及び、[[2009年]][[10月21日]]に発売される「東映特撮ヒーロー THE MOVIE Vol.2」に収録
=== 映像ソフト化 ===
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=== キャスト ===
* 白鳥健太郎
* 木戸剛
* 杉野ゆう子
* 白鳥健一 - [[稲葉実]]
* 白鳥
* 木戸麟太郎 - [[楠見尚己]]
* 木戸
* 木戸
▲* 松おじ(声:[[星野充昭]])
▲* バロムワン(声:[[高野浩幸]])
▲* コプー(声:[[塚田正昭]])
▲* 浜田先生(声:[[金月真美]])
▲* ナレーション:高野浩幸
=== スタッフ ===
* 原作:
* 監修:
* 企画:[[今西和人]]
* エグゼクティブプロデューサー:[[成澤章]]、[[円谷粲]]
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