「ルーザー」の版間の差分

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「'''ルーザー'''」 (Loser) は、[[アメリカ合衆国]]のミュージシャンである[[ベック (歌手)|ベック]]の楽曲。ビニルレコード盤のリードトラックとしてリリース後、彼のメジャーからの1stアルバム『メロウ・ゴールド』に収録。そこからの先行シングル。
 
「I'm a loser baby so why don't you kill me ?(俺は負け犬。さっさと殺せば?)」という、毒々しさを含みながらも[[ユーモア]]的かつキャッチーな[[コーラス (ポピュラー音楽)|コーラス]]([[サビ]])が印象的なナンバー。当時珍しかった[[ラップ]]+[[フォークソング|フォーク]]・[[ブルース]]の融合とも言えるサウンドと、「俺はクールでNo.1」といったことを押しなべて声高に歌う80年代[[ヘヴィLAメタル]]とは全く違ったシニックな雰囲気が好評を博し、大ヒット。[[イントロ]]から繰り返される[[エレアコ]]の[[リフ]]も印象的な曲。
 
しばしば[[オルタナティブ・ロック]]における自虐的雰囲気を伴った名曲として[[ニルヴァーナ (バンド)|ニルヴァーナ]]の「[[スメルズ・ライク・ティーン・スピリット]]」や[[レディオヘッド]]の「[[クリープ (レディオヘッドの曲)|クリープ]]」と並べて語られる曲だが、それら2曲がアーティストのイメージを縛る足枷として否定的に扱われていたのに対し、ベックは「ルーザー」を飄々と「ブレイクのきっかけ」として演奏し、現在まで多くのライブのセットリストに普通に組み込まれ続けている。