「勧善懲悪」の版間の差分

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== 勧悪懲悪 ==
'''勧悪懲悪'''(かんあくちょうあく)とは、勧善懲悪において、本来であれば悪に値する存在([[強盗]]、[[殺し屋]]、[[闇金]]、[[女衒]]など)が様々な理由(猛悪に対する正義心や義侠心の発露、仲間の裏切りや取り分の相違、権力闘争、あるいは助平心など)によって、悪と対峙する立場になり、'''結果的に(他方の視点からして)悪を懲らしめる'''、という勧善懲悪と[[ピカレスク]]の融合による応用形。[[義賊]]が典型的であるが、必殺シリーズは「女たらしの按摩師」や「バイトで人斬りをする同心」が「金目当て」で悪と対峙する、というようにさらに「洗練」された形となっている。ただし、単に双方とも悪というわけではなく、主人公側は人情が通じたり、合法的には裁けぬ悪を裁くなど心理的には善、もしくは善寄りであるため、懲罰手段が悪、若しくは所属が悪と同じだけの勧善懲悪であるとも言える。また、勧善懲悪とされるものでも、容赦なく悪人を殺し続ける場合などがあるため、勧悪懲悪との差異は明確ではない。
 
==イスラムにおける勧善懲悪==
イスラム教国ではアラビア語でالأمر بالمعروف والنهي عن المنكرでと呼ばれ、「善行を指導し悪行を禁止する」という意味でこれに対する日本語訳として勧善懲悪が当てられている。
カタカナで音写すれば「アムル ビル マアルーフ ワ アンナヒー アニ アルムンカル」となる
 
現代でもワッハーブ派はイスラームの法を施行し、勧善懲悪を行う誓いを立てることを教義に持っており、
サウジアラビアの初代国王はワッハーブ派の力を借りるにあたって自分の王国で勧善懲悪を行う誓いを立てている。
ワッハーブ派を国教とするサウジアラビアでは勧善懲悪を実施するための行政機関として[[勧善懲悪委員会]]がある。
同様の思想はアフガニスタンのイスラム教徒の間にもあり、[[勧善懲悪省]]がある。
 
近代では「勧善懲悪=人権侵害」との批判が多くなりイスラム社会でも勧善懲悪はあまり良い意味では用いられなくなってきている。
 
=== 勧悪懲悪の例 ===
*[[性善説]] - [[性悪説]]
*[[デウス・エクス・マキナ]]
*[[勧善懲悪委員会]]
*[[勧善懲悪省]]
*[[善悪二元論]]